嘘と本当

私の【総入れ歯】造りの実際は、

歯科医師国家試験の正解基準とも・

日本歯科補綴学会のガイドラインとも、

全く違います。

ですから、

大学病院では、

学生諸君には、

私は【総入れ歯】の治療は見学させません。

学生諸君には、

あくまでも国家試験基準を徹底的に教育しています。

私の【総入れ歯】造りのノウハウは、

補綴学の水橋准教授に、

すべてをさらけ出しています。

次代のリーダーの素質がある有能な歯科医師だと、

年少者である水橋准教授を尊敬していますから。

前歯は全て、セラミック人工歯です。

下の前歯とはシッカリとタッチしています。

奥歯の【咬合】は、

クラウン・ブリッジ修復と全く同じです。

水橋准教授のような【診る眼】を持った歯科医師が見れば、

標準仕様の総入れ歯と全く違う事は一目瞭然です。

でも、

ズッと、

ナンでも、

よく咀嚼できますし、

表情も、

歯があった時と変わりません。

私は次のように考えています。

私をプロゴルファーに例えるならば、

私はトーナメント・プロであると。

勝利を勝ち取る事が、

トーナメント・プロの宿命です。

芝生の目、

風向き、

様々な状況の変化を五感で察知し、

打つ手を自在に変えねば、

優勝できません。

総入れ歯の治療において、

患者さんの笑顔を獲得するためには、

試験基準の正解とは、

全く違った【仕掛け】が必要なのです。

一生

お仏壇からの

1本の白い香の煙が揺れる様を

眺めながら、

ご本尊さまのお顔の前に、

叔父の顔が浮かんできます。

今日、お供えした饅頭、

熱い焙じ茶と煎茶と伴に、

食べている姿が浮かんできます。

いつか私も、

子たちも、

立場が変わって、

同じ想いをするのだろうか?

ふと・考えました。

膝の上に載せて貰った叔父、

新車を買う度に、

助手席に私を座らせて、

悲鳴を挙げさせて、

喜んでいた大人げない叔父。

呆気ないものですね。

私が大人になった時には、

佛さまになってしまいました。

様々な時間のなかで、

煙みたいに・

それが人の一生なんですね。

重度の歯周病に罹患した患者さんの【初期治療】をしていました。

一生懸命・歯磨きし始めて下さったことが、

歯茎の表情から判ります。

もう少し早く・お会いしたかった。

もっと骨を残せましたのにと。

しかし、

これも【縁】。

女性の歯茎と歯槽骨は、

男性とは全く・違います。

思考回路が、

男性と女性では全く違うのと・同じナンですよ。

人の一生のなかで、

ナンとか歯も添い遂げさせて差し上げたいと。

清潔な環境維持が大切・

覚えておられますか?

他の歯科医院から・治療途中で、

転院されてお越しになられた患者さんです。

口腔内の状況を、

初めて拝見した際には、

思わず、

絶句したことを・鮮明に覚えています。

で、

昨日、

この患者さんのメンテナンスでした。

嬉しいことに、

順調に、

患者さんの躰の1部として、

キチンと機能してくれているようです。

高齢者を間近に控えた患者さんのインプラント治療は、

歯肉との接点を、

あえてセラミックを使わず、

金属が歯肉と接触する仕掛けは、

私の特徴です。

この辺りは、

歯科医師の関心事になろうかと思いますが、

歯科治療で大切なことは、

清潔な環境を維持できる修復治療である事だと思います。

有言実行・

決意の食事療法によって、

遂に、

生涯初めて、

中性脂肪の数値が、

標準値を越えたのです。

世の中には、

痩せたい人って・五万とイラッシャるんでしょうが、

痩せ型体型であった私は、

なにがなんでも・太りたかったのです。

シッカリとした躰を造る。

コレが今年の抱負で・ありました。

朝に・夜に、

牛乳300ミリリットルにプロテインと青汁顆粒。

序でに、人参養栄湯の漢方薬1包。

ヨーグルトにチーズ。

野菜とバターたっぷりのトースト。

出勤して直ぐに、

珈琲にアルギニンEX。

最近では、

コレに【マカ】を追加。

で、

診療時間内に、

ジャスミンティーのペットボトルを必ず1本・空ける。

昼食は、ほぼ摂る時間はありません。

夕刻頃に、

追加でアルギニンEX。

夕食も肉と野菜中心に変えました。

先ずは、

治療の際の【集中力】が俄然・違います!

極めつけは、

先般、友人たちと食事に行ったのです。

で、

どうやら全員が、

ノロウイルス感染にて食中毒に。

集団感染だったようです。

が、

同じモノを食べたにもかかわらず、

私だけが・なんともない?

皆が不思議がるんです。

その時に確信しましたね。

アルギニンEXとか、

マカって、

話しをすると、

みんなが言うンです。

先生、ソレってエッチな薬じゃ・ないんですか?

強壮剤飲んでどうするンです?

イエイエ、

飲んで頂ければ実感出来ると思うンですが、

昼間に一生懸命・仕事するモンで、

効能が仕事のエネルギーで消耗してしまうんですよ。

ただ、

免疫力がパワーアップしたことは、

身を以て実感できます!

次の一手ですか?

この腹周りの脂肪を。

筋肉に変える段取りに入る積もりです。

別にマッチョになりたい訳ではありません。

健康な躰を、医療人だからこそ、

有言実行!

 

自己満足

一見、

私の日常に変化は微塵もありません。

毎日の毎時が、

同じ事の繰り返しです。

糞面白くもない人生、

アスペルガーじゃないか、

変人。

そんな評価を受けることも知っています。

そうかも・しれません。

私的には、

全く気にしていません。

未だ修行中ですから。

継続すること。

習慣化すること。

ただただ、

ソレのみに苦慮しつつ、

自分を【型】の中に入れて・います。

習慣化するなかで、

常に考えながら、

工夫しながら、

チョッとだけ・味付けを変える。

で、

自己満足。

私は職人ですから。

ドラマチックな展開なんて、

無用ナンですよ。

師匠からの手紙・

夕刻、

院長室の机上の手紙の束を手にし、

1つずつドレ・ドレと、

眼を通しながら、

淡い黄色の横長封書の処で、

思わず姿勢を正したのです。

新潟市の岩下博美先生からの封書だったからです。

先生の御専門は歯科補綴学で、

私の学生時代は、

補綴学第2講座の助教授を務められておられました。

また、

新潟病院・総合診療科の初代臨床教授で、

私の師匠の一人でもあります。

歯科保存学専攻の私ですが、

生涯影響を受ける師匠は、

いずれも歯科補綴学が御専門であることは

他人目からすれば奇異に映るに違いありません。

しかし、

歯科補綴学、歯科保存学、

多少、視点が異なるだけで、

目標点は、同じナンですよ。

その辺りを、

若い歯科医師には理解して欲しいと思います。

学生時代、

先生から多くを学びました。

コラッ!

邪魔だから・アッチへ行けぃ!

手で払われつつも、

子犬のように先生の後を着いて回った頃が懐かしい。

ミケランジェロのミロのビーナスと、

ロダンの考える人の両彫刻の作製方法の違いから、

歯冠修復の製作方法を諭して下さったのも

岩下先生です。

後に知遇を得る事になる内藤先生の歯科医学を理解するための、

考える歯科医師へと誘って下さったのは、

岩下歯科医学に触れたからだと実感しています。

歯科治療という種別のものは、

表面からだけ観ても、

全く無意味ナノです。

その治療を行う歯科医師の理念や信念の理解を深めることが

とても重要な、理解の鍵になります。

石や粘土の塊に、

如何に【魂】を宿らせる事ができるのかが、

製作者の能力ナノだと。

私らの仕事は、

石工、刀鍛冶、焼き物士の類と、

ほぼ同類だと思うのです。

そこに医学をリンクする。

ソレが歯科医学なのです。

先生の手紙には、

粘膜静態印象の文献名が丁寧に記載されていました。

几帳面な文字を追いながら、

先生の姿が浮かんできます。

一見・物静かな先生ですが、

情熱の歯科医師であることを私は知っています。

朝の内藤先生との電話といい、

眼前の岩下先生からの手紙。

私は大いに思う処・ありました。

心ある歯科医師で居ようと。

 

 

歴史から学ぶ・

今年に入ってから、

評論、歴史などの、

歯科関係以外の書籍の読書が激減しました。

といっても、

私の世代の読書量は、

今の40代とは全く違いますから、

ぜんぜん読書しない・という訳ではありません。

それにしても、

こういう状況は、

生涯に何度も・あった訳ではありませんから、

私にとっては異常事態だったのです。

読みたくない、

読みたい書物がない、

気がすすまない。

そういう時期を、

悶々と過ごしていたんです。

経験的に思いますのは、

脳の中で、

整理整頓に必要な時期ナノでしょう。

なぜなら、

昨日から、

再び、

渇いた地面に

水が染み込むように、

活字が欲しくなったのです。

とりたてて私は政治には関心ありません。

ですから、

各政党の理念などにも関心ありません。

ただ、

政治学者が過去の政治を歴史資料として分析する

書籍は好んで読みます。

政治も時間と云う篩にかけられれば、

歴史、

つまり人の行動分析学の立派な資料として

医療行為に役立つからです。

で、

感じましたのは、

欧州の政治学者の書物の方が、

アメリカの政治学者のソレよりも、

深みを感じるのです。

もしかしたら、

これは、

国の歴史の長さの違いからの結果ナノでしょう。

そのような気持ちになりましたのも、

インプラント治療を考察する際に、

インプラント治療の黎明期を経験した私が、

今どきの30歳代の歯科医師の、

インプラント治療に対する考え方が、

全く理解出来ないからです。

トレンドよりも、

ある治療方法の歴史的推移から

治療の本質を見いだすことに、

気がついて・欲しいのです。

師匠からの言葉

朝、

診療所に着いて・早々に、

おう三枝っ、

おめぇ・幾つになった?

東京・麻布開業の内藤先生です。

今年75歳になられる私の師匠の

相変わらず・エネルギッシュな太い声。

はっ、56になります!

もう、そんなになったか。

三枝っ・おまえ、65歳までは、

走り続けろっ!

ナンも考えないで、

脇目振らずに、

走り続けろっ!

師匠から、

歯科治療は無論、

諸般全般を教えて頂き、

今日にあります。

デカルトを紐解くキッカケ、

絵画の見方、

歴史との向き合い方、

等々。

カトリックの洗礼名も、

師匠が、

名付け親であり、

卓上の聖書も、

師匠からの贈り物。

診療室前の絵画も、

師匠の御祖母様自筆の【聖・ヨゼフ】の肖像画。

診療室内の、

私のデスク横の、

患者さんがお座りになる

アンティーク・チェアーも、

師匠からの贈り物。

私が【自分】を貫いて来られましたのは、

師匠の影を踏まず、

ひたすら・師匠に憧れて、

内藤先生の弟子たる者が、

みっともない真似など出来ぬ!

それが原動力であり、

その一念で、

という処です。

私も、

西洋歯科医学一辺倒から、

私の歯科医学を

形にする歳になりました。

そういう時期を

師匠は、

不肖の弟子に伝えたかったのだと思います。

私は毎日、

師匠の顔を思い出し、

治療器具を手にしています。

 

 

セラミック修復を・あなどってはなりません

セラミック・クラウン修復を行うには、

歯を削って、

歯型を採ります。

で、

歯科技工士がセラミック・クラウンの製作を担当して、

再び、

セラミック・クラウンは歯型と伴に、

歯科医師の手許に戻ってきます。

で、

歯に装着。

治療のを流れを言えば・そうなんです。

でも、

この流れで治療を素直に受けたら、

どんな結末が待っているか・判りません。

歯を削るのにも、

1回でドバッと、

大量の歯質を削れば、

神経が傷みます。

歯型だって、

1回なんて、

精度無視のクラウン修復なら、

ソレは・そうなんでしょうが。

色調再現、形態の再現、

噛み合わせの自然さ、

その当たり前の【配慮】を大切にするのならば、

何カ月か・

絶対に必要ナンですよ。

丁寧な歯科治療を望む方のための、

私は歯科医師です。

1口腔の治療

昨年の2月に初診にてお越しになられた患者さん。

最終クラウン修復を製作するための

多数の歯型、

フェイス・ボーのバイト・フォーク2本、

噛み合わせシリコンを3種、

で、

パナデント咬合器、

全て揃いました。

アメリカン・ナソロジー学派の治療が

私は好きです。

ただし、

私風にアレンジしていますが。

さて、

ここから歯科技工士さんの手へと。

楽しみにしていてください。