平常心

インターネットを観ると、

まるで、

世界中が・パニック状態になったような、

不安な想いに・なりますが、

診療所から1歩・街へ出て、

グルリと・周囲組織を見渡すと、

普通に・人々が往来しています。

電話から・伝えられる・新潟の光景も、

普通だ・そうな。

都内で開業する・戦々恐々の、

医療現場の最前線に立つ臨床医から聞かされる・本当の光景。

豚カツ屋も・ラーメン屋も、

人々が・列を作って・並んでいる・そうな。

マジかよ!

インターネット情報と・全然・違うジャン。

で、

やはり、

惑わされては・ならない・と。

こんな時こそ、

平常心を保ち、

常識という・物指しの・本領発揮。

手洗い、

うがい、

マスクの着用、

不要の外出をしないこと、

医療知識のない一般の方には、

そのレベルで良いですから、

協力しましょうね。

難治性の根管治療

この頃・どういう訳か?

コジレタ・痛みを伴う・

新患の方が・多いノです。

歯科医師それぞれが、

痛みに対して、

バンザイ状態で、

いつもの台詞。

しばらくの間・様子を観ましょう。

が、

患者さんの側は・堪りませんわね。

ズッと・痛いンだもの。

拝見いたしますと、

アレアレ。

【基本】に忠実な根管治療の手順の・積み重ね・こそ、

痛みへの・特効薬です。

勝負所

昨日の日曜日は、

ズッと・ウチで過ごしてました。

で、

ズッと・寝てました。

爆睡して、

起きて、

栄養補給しては、

爆睡の・繰り返し。

コロナウィルス対策にて、

普段の・何倍も・何倍も・気をつけて、

診療所の運営をしている事での、

気の・張り具合が・違うンだと・思います。

遅きに失したような・非常事態宣言が、

明日にも・出される模様。

これからが、

ウィルス封じ込めの勝負所でしょう。

 

【考える歯科治療】の・始まり

常々・思いますのは、

日頃からの、

何気ない仕事を、

逆に、

何気ある・意識を持って、

誠実に、

【考える】歯科治療の実践こそ、

私たちの・社会的使命だと・思います。

今日の・新患の女性。

泣いてました。

食事も・ままならない・との事。

私のホームページを見て、

1年は・悩んだ・そうな。

で、

その間、

色んな歯科医院へ・行ったそうです。

そんな事の繰り返しから、

勇気を・出して・お電話下さったとの事。

 

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全ての歯に・クラウン修復が被されています。r comment….

抜いた処には、

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入れ歯・擬きの・人工物。

噛み合わせが・低くなり、

上の前歯を・突き上げて、

ブラブラ状態!

下顎の位置が・偏位して、

お顔だちが・歪んで・おられます。

私の・出した結論。

判りました。

お引き受けしましょう。

当分の間、

【眠れない夜】に・なりそうです。

何故・こう・なったのか?

ゴールは・何処に?

結果オーライまで、

どの【道】を・辿ろうか?

【考える】歯科治療の・始まりです。

根管治療

上顎第1大臼歯の、

近心頬側根管に対する・根管治療を、

そうですね、

朝の10時から・今が12時15分ですから、

2時間・ぶっ続けで・やってました。

達成感・あります。

患者さんにも・どうですか?

私も・と。

でも、先生、

こういうのって・いつもですか?

そうだよ!

患者さん的には、案外と・楽なんですよ。

ラバーダム防湿してます・から。

治療の際に、

無意識で・私がボソボソ言うんだ・そうな。

ソレが・おもしろい・らしいですよ。

でも、

これが・根管治療だと・思いますよ。

歯根破折あとの・上顎前歯のインプラント

不備な・根管治療や、

クラウン修復治療のトラブルのあと、

インプラント治療を・行う機会が・多いノです。

右上前歯の・欠損した所見です。

抜歯は、私が1ヶ月前に・行いました。

で、

粘膜を・開いて、

骨の幅が狭く・吸収しています。

この状態では、

インプラントを埋める・幅が・足りません。

で、

骨のテッペンを、

【のみ】で・大工さんのように、

割くんです。

ねっ!

随分と・骨幅が・拡がりました。

その・隙間に、

インプラントをプレースメント。

インプラントの周囲には、

十分な・骨幅が・できましたね。

上から、

カバーします。

感染防止のためです。

あとは・縫って・おしまい。

骨造成って、

難しく・考えること・無いのです。

シンプルに・シンプルにと。

 

時には・楽しみも

何かと・不安な日々が・続きますが、

昨夜、

旧友より・電話の便りが・ありました。

本当に・こんな気持ちに・なったのは、

何年ぶり・でしょう?

泣き笑いの・小一時間・でした。

男の長話し・って、

みっともない・とは・思うンですが。

普段は、

この歳とも・なると、

他人には・言えないンです。

私は・友人と酒場へ出向く事も・ありません。

なぜなら、

この地方に、

男の友人は・全く居りませんから。

最近では、

患者さんも、

年少の女性が・増えましたから、

以前のように、

一緒に・お食事でもって・いう訳には・いきません。

精神的に・孤独な・日々ナンです。

だから、

昨夜は、

嬉しかったですね。

 

インプラントの埋入手術

今、

インプラントの埋入手術が・終わりました。

後期高齢者の部類に入る(私は・この後期高齢者という単語が嫌いですが)

女性の患者さんです。

下顎の奥歯の欠損部位に、

インプラントを複数・埋入しました。

無事に・終えて、

患者さんと・楽しく談笑していた処です。

この程度の小手術においては、

私は・一人で、

ささっ・と、

執刀して・しまいます。

手術助手、

外回りの助手、

3名態勢ってのが・普通だと思います。

手術に入る前に、

私は【虎の眼】で・資料に眼を通します。

解剖学の書物でも、

お復習いを・欠かした事は・ありません。

その上で、

何回も・何回も・イメージトレーニングを行い、

頭の中で、

手術を行ってから、

器材の準備態勢を・整えるのです。

使用する器材は、全て清潔域にセッティングし、

患者さんを・迎えます。

手術の間は、

私は【無の境地】で、

心に1点の・曇りも・ありません。

清々しい・気持ちで、

患部を・縫合し終わるのです。

こんな事・言うの・ごめんなさい。

我ながら・上手い!

弟子たちから、

オペを・お一人で!

誰が・出血をバキュームするんです?

だって、

前もって、

手当てしてるから、

そんなに・血・でないもん。

ドリルの際の・冷却水は・どうするんです?

左手で・すれば・いいやん。

粘膜の排除は・どうするんです?

君の左手には・指が何本・あるんヤ?

5本もあれば、

器具の2本くらい・使えるやろ。

みんな・ビックリされるンですが。

歯医者って・指先の器用なのが・取り柄なんでは?

根管治療だって、

私は・ほとんど一人で・します。

だって、

あんな・細か作業、

アシスタントには・見えませんもの。

私は歯科治療が・好きで・続けてきました。

だから、

精神集中が必要な時こそ、

一人になりますよね。

ソレと・同じですよ。

歯科修復治療の基本の【き】

歯科治療を行うに際して、

患者さんから・求められる部分だけに、

眼をとられていたら、

あとから・大きなトラブルを招く事が・あります。

噛みにくい・

なんか・噛めない・

顎が痛い・

セラミックが直ぐに割れる・欠ける・

歯が痛い・

などなど、

そのトラブルは、

その患者さんに潜んだ・問題点によって、

さまざま・です。

ですから、

治療に着手する前に、

徹底的な【診査】が・必要ナンです。

パナデント咬合器による、

噛み合わせの診査です。

初診の患者さんの口腔内には、

ほとんどの場合、

歯科医師の手が・介入しています。

その治療過程を・私は見ていません。

ですから、

私自身の眼で、

客観的な評価を行う必要が・あります。

また、

私自身の治療においても、

修復治療の・さまざまな過程で、

この【再評価】作業を・行います。

微妙な・狂い・ズレ・誤差に、

私が気づいていないかも・しれないから・です。

治療に際して、

注意深く・

自分を・他人の眼で確認するような・冷静さ。

ここに歯科治療の【基本】が・あります。

名医を偲び・そして後進を応援する

私の青春期。

いっぱい・遊びました。

でも、

いっぱい・勉強も・しました。

当時の開業歯科医師には、

大勢の【筋金入り】が・群雄割拠していました。

職人であり・医者である・ホンモノの【歯医者】に、

憧れを持って、

巨星たちの著作に・夢中になったモノでした。

その中の・お一人が、

広島県尾道市で御開業の中尾先生でした。

私が30歳くらいだったと・思います。

何人かの患者さんを、

中尾先生に・お願いしたのです。

私が他の歯科医師に、

患者さんをお願いする基準は・幾つか在りますが、

決定的な決め手は、

器用な手先、

優れた美的感覚、

人間愛、

歯科医学への情熱、

この4点に・限ります。

単に・知り合いだから、

友人だから・という理由で、

患者さんを・お願いした事はありません。

中尾先生にお願いするたびに、

丁寧な・解説を頂いた事を・鮮明に覚えています。

私は中尾先生に・会った事はありません。

ソレでも、

先生の哲学は、

著作を繰り返し拝読する事で、

私なりに・消化していたのだと・思います。

先般、

広島県へと転勤される患者さんが・居られました。

で、

直ぐに、

私の口から出た・歯科医師の名前は、

中尾先生でした。

ある時、

その患者さんから・問われたのです。

ホームページにて、

中尾先生の診療所らしき処を見つけたのですが、

女性の院長先生だったと。

私の30代と云えば、

レイモンド・キム先生、

本多正弘先生、

内藤正裕先生、

伊藤雄策先生、

この巨星たちの中で、

揉んで・揉まれて・といった時代でした。

その勢いを得て、

一気呵成に駆け走って、

57歳に・至りました。

中尾先生との・縁が、途切れていたのです。

が、

常に、

中尾先生の存在は、

私の頭の中にズシリと・刻まれていましたが。

数日間・悩んだんです。

中尾先生は・どうしたらンだろう?と。

で、

直ぐに電話をかけたノです。

受付嬢に、

私は香川県高松市で開業しております三枝と申します。

私は現在、57歳に・なりますが、

今から30年近く前に、

先生にお世話に・なった者です。

そりゃ・受付嬢・困りますよね!

当然、

院長先生は治療中ですから。

私の携帯電話の番号をお伝えし、

改めて・お電話を頂く事に。

そんな、

私の携帯電話に着信履歴が残って、

コチラから・かけ直し、

で、

また、

私の携帯電話に着信履歴という繰り返し。

夜、

自宅にて犬たちと遊んでいた処、

やっと、

お互いが・繋がったという塩梅。

女性の声でした。

中尾先生の御令嬢との事。

で、

お電話を頂いた時に、

直ぐに三枝先生と・判っていました・と。

なぜっ???

と・問う私に、

父から生前、三枝先生のことを・聞いていました・と。

!!!!

残念ながら・中尾先生は67歳の年に、

病にて・天に召されたとの事でした。

御令嬢と・いっぱい・お話し・しました。

あの中国地方の巨星の御令嬢。

その看板を・引き継ぐ事は、

大変な重圧下に在る事は・容易に理解できます。

私は歯科医学を愛する人が・好きです。

会話の中に、

巨星の大いなるDNAを立派に・引き継がれている事が、

ヒシヒシと・伝わって・きました。

コロナウィルス騒動が終息・収束したら、

御仏前に手を合わせる事を・お約束して、

電話を切りました。

今日、

少しばかり・時間ができました際に、

仏具店へと出向き、

お線香を求め、

診療所にて、

自分で・包装し、

宅配便に託したのです。

一般の方には・理解できないかも・しれません。

が、

歯科医学を愛する者は、

天に召されても、

歯科医学を愛する者の記憶から・消えません。

血の繋がりなど・無くても、

会った事が・無くても、

歯科医学を愛する者は、

旧知の間柄より、

互いを判り合えるノです。

ここに、

歯科医学の魅力が・在るのです。

中尾先生の臨床。

一言で表しますと、

一輪挿しの美学が・在りました。

先生のご冥福を・心からお祈り申し上げつつ、

引き継がれし・新たなる院長先生に、

どうぞ【歯科医学の王道】を歩まれますようにと、

エールを贈るノです。