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知人から、

この頃ブログの数が減っていない?

最近までは、

1日に何本もアップしてたでしょ?

毎回、楽しみにしてたのに?

このようなお言葉を沢山、頂戴しています。

ありがとうございます。

でも、

それは事実です。

もう11年になるでしょうか?

早いモノですね。

市井の開業医であった私は、

縁を頂いて、

母校の教育のお手伝いすることになりました。

私は歯科医学を学ぶ学生諸君が、

可愛くてなりません。

悩み多き青春期を、

これまた、

大氷河期とも受け取れる歯科を志した若人。

大きな不安を感じつつ、

かけがえのない大学生活を過ごす

今の歯科大生を、

私は心から応援しています。

辛どい時、

苦しい時、

チョッと一服、

そんな時に、

私のブログを観て、

頑張って欲しいとの願いから

始めたモノです。

ですから、

診察日には必ずアップすると、

最初に決めて始めました。

私は決めたことは必ずやり続けます。

それも学生諸君に、

観せなければなりません。

また、

私は活字中毒です。

いつも活字に触れていないと、

不安になります。

そのことが、

読むか、

書くか、

何れにしても活字とともに

日々を過ごすことが、

私の精神の安定に繋がるようです。

縁あって、

今現在、

原稿を3本抱えています。

2つは歯科専門誌。

その内の1つは、

日本歯科大学 保存学教授である新海先生との共著です。

もう1つは私の単著で。

あとの1本は研究論文です。

私は開業医ですから、

生活の時間の大半は、

患者さんの診察に使います。

今までのブログも、

色んな原稿も、

患者さんと患者さんとの

診察の合間を縫って、

あるいは、

昼休み、

朝の診察前のチョッとした時間を

細切れに使いながら、

認めていました。

専門誌の著作は、

間違いは許されません。

文章も何度も、何度も、

読み返し、

校正し、

手直しを繰り返す必要が在ります。

私自身の、

日々書く文章の量は、

昨年に比較して、

圧倒的に増えています。

その辺にブログの数が減った原因があります。

それでも、

必ず毎日1本という約束事は守ります。

てな、塩梅です。

歯科治療で大切なこと

朝早くには診療所へ出勤し、

雑用を済ませて、

いざ!診察と相成る訳ですが、

やけに忙しいのです。

難しい症例ばかりで、

大勢の患者さんは診察できないのですが、

とにかく休む間もありません。

以前、お見せした患者さんの術前です。

仮の歯に交換し、

今日、

コレのチェックにお越し頂いたのです。

仮歯と、周囲の歯肉の状態です。

初診からは随分良くなったでしょう?

で、

チェックするのはコレです。

オールセラミッククラウン全盛期ですが、

奥歯の修復などを中心に、

私はメタルボンド修復が好きです。

密着度の適合の観点では、

オールセラミッククラウンはメタルボンドの

足元にも及びません。

奥歯はシッカリと力を支える器官です。

応力の分散を上手く利用することは

金属の大きな利点です。

この金属のキャップは、

メタルボンドクラウンの骨格に相当します。

支台歯ともピッタリ、

歯肉との調和も上手くいっているようです。

で、

このコーピングを支台歯に被せた上から、

再び、

歯型を採ります。

口腔から撤去した歯型のなかに、

金属製のキャップが見えますでしょう。

ここに石膏を注入して歯の模型ができ、

いよいよ、

この金属にセラミックを盛り付ける訳です。

もう時期に完成です。

インプラントが良くて、

クラウンやブリッジが決して劣る訳ではありません。

メタルボンドがオールセラミッククラウンに

全ての局面で劣る訳ではないのです。

この奥歯に入れたインプラントの位置を見て下さい。

レントゲン所見では、

サイナスリフトが行われています。

ですから、

タップリの量の骨は在るんです。

ならば、

何故この位置に?

何故この方向で?

インプラントが入れられたんでしょう?

答えは明白です。

不器用の下手くそだからです。

これも別にインプラントが悪い訳ではないのです。

歯科治療には大きな意義が在ります。

どの治療を選択するか?

それが大切であり、

丁寧に手当てする。

この両者が上手くマッチすることが大切なんです。

素晴らしい仕事.歯科治療

今年もまた、

日本歯科大学の第1学年生に対して、

【素晴らしい仕事.歯科治療】というタイトルでの講演の

仕事を仰せ付けられました。

11年目になりました。

誠に名誉なことで、

身の引き締まる思いがします。

第1回目の講義を受講された学生も、

今では中堅クラスの歯科医師として、

全国各地で日夜、

歯科治療に従事されて居られるようです。

学会に参加した際や、

空港、駅のホームなどで、

お声をかけて頂きます。

そういう時は、

若き歯科医師に成長された姿に嬉しいですよ。

昨年同様に今年も4月の早々だそうな。

信濃川沿いの桜満開の頃でありますようにと。

 

マイクロスコープを使った精密歯科治療

マイクロスコープを使った精密歯科治療を

20年近く実践していますが、

面白いのは、

年々、

今までなら、

本来であれば視界に入っているにも関わらず、

見えていなかったモノが、

知らぬ知らぬうちに、

視えるようになったことです。

治療を受けておられる患者さんの方は

全く自覚させてはおられんでしょうが、

歯の内部の手当ての丁寧さは

全く昔の私の手当てとは違うんです。

見えていなくても、

視界に入った世界が、

私を無意識のうちに、

成長させてくれたのでしょうね。

生きる上でも同じこと。

良い環境に身を置くことって大切だと、

妙に納得させられるのが、

マイクロスコープを使った精密歯科治療です。

良い歯医者

歯科治療って、

究極の処は、

手先の細工なんです。

だから、

治療の度に、

毎回、毎回、

工夫を施します。

ですから、

同じジャンルの治療であっても、

同じ細工は施しません。

何処かしらチョッとでも、

アレンジを加えて、

決して同じことはしないようにと。

これを職人仕事と言って何処に語弊が在るでしょう?

ただ、

この頃、

喉にモノが引っ掛かったような、

何とも言えないジレッタサを感じて、

それが何なのか?

判らなかったのです。

が、

さっき、

急に脳を守るために被われている

頭蓋骨が、

チューリップの花のように開いた感触を味わったのです。

歯科治療と社会との関わり方の

具体的な方略です。

歯科治療には、

大きな構造改革が急務です。

私の診療所から、

先ずは始めようと。

こうなると、

私は速いですよ!

私は良い歯医者になりないのですから。

産みの苦しみ

部分入れ歯の需要は

今後、ますます増加すると考えています。

それは、

技術的に未熟な歯科医師による

インプラント治療の予後が悪いことが

一般の方々から敬遠されることも

大きな原因ですが、

高齢者が【いつ終わるのか判らない老後】に控えて、

歯科治療のかける費用の財布の紐が固くなるからです。

部分入れ歯は、

キチンと考えて造れば、

本当は治療としては、

高い診断力と技術を必要とします。

インプラントが普及した大きな原因の一つに、

コレが在るんです。

現在、

数症例の部分入れ歯の患者さんを抱えています。

この患者さんたちは、

私の診断では、

部分入れ歯の方が、

インプラント治療よりも、

確実に長い期間安心して

暮らしとともに役にたってくれると、

確信しています。

が、

難しい症例ですから、

考えて、

考えて。

ある種の産みの苦しみを味わっています。

予感

高松市は暖かいですね。

肌感覚で、

そう実感します。

雪国とは大違い。

診療の合間で、

執筆の構想を練るために

資料を集め出しています。

日本歯科大学の保存学教授である新海先生との

共同執筆にて、

専門書を出すことになったからです。

また、

それとは別に、

もう1冊。

なにやら忙しい1年になりそうです。

歯科医学にドップリ漬かれる幸せな年になるでしょう。

どこでもドア

今、時刻は夜の9時半少し前です。

川端靖成氏の小説【雪国】のなかの

あの余りにも有名な台詞のトンネルの中を、

東京へと、

ひた走る新幹線に乗車しています。

窓越しの冷気は、

カーテンを閉じても

腕、肩を襲うほどです。

都内のホテルに入れるのは深夜になるでしょう。

明朝は、

1番の羽田発のフライトです。

これなら、

通常の診療開始時刻には診療所に戻れますので。

今夜も、

睡眠時間を削らねばなりませんね。

今日の

日本歯科大学新潟キャンパスの景色です。

だから、

私はこの学舎で学ぶ学徒を贔屓するのです。

忍耐、

辛抱、

感謝、

感動、

様々な人としての情緒を

この厳しい気候が若人に

自然と身につけさせてくれます。

春から、

新潟がもっと生活の一部になる模様。

それも【縁】であり、

神様の【導き】だと感謝しています。

でも、

日本って広いですよね。

高松市から新潟市まで850キロ。

ドラえもんの【どこでもドア】が欲しい心境です。

天ぷら近藤にて

昨夜は午後の7時半に、

吐息も凍るなか、

銀座和光前にて、

待ち合わせのために、

立っていました。

天ぷら近藤へと出向くためです。

これには伏線が在り、

吉祥寺開業の小出 明医師が、

天ぷら近藤に行ってみたいんですが、

予約が採れないんです。

先生、なんとかなりませんか?

後輩歯科医師からの依頼に、

若い時分からの遊び人を豪語する私が

断れる筈はありません。

で、

良いよ。

次の講習会の前日、

採っときます。

てな塩梅に。

そのやり取りを横で聞いていた、

内藤先生ちのスタッフが、

うわぁ!小出先生良いなぁ!

私たちも行きたい!

ねぇ!三枝先生、いいでしょう?

若い女性には凄く甘い私ですが、

若くない女性では在りますが、

内藤先生のスタッフは普段からお世話になりっぱなし。

断る訳にはいきません。

師匠のスタッフを連れ出すので、

一応、

師匠にお伝えせねばと申し上げたら、

えっ!天ぷら近藤!

俺も行きたい!

う~ん、

出来たら家人も連れて行ってやりたい!

承知いたしました、

と返したものの、

近藤の親父さんのド真ん前のカウンター、

6名も採れるんかぃ?

私は内心で、

大いに焦ったのです。

和光前に現れた師匠ご夫妻。

奥方は何をされても綺麗で上品な方ですが、

師匠の出で立ちが、

まるで芸能人のような装いにて

驚いたのです。

御歳74歳。

う~ん?

何処かで観たことあるような?

ないような?

で、

みんな揃った処で、

いざ近藤へと。

天ぷらは近藤。

歯は内藤と云う位の、

当代の名人が、

カウンター越しに向き合っています。

良い絵でしたね。

壁に掛かる池波正太郎先生の自筆の絵も、

霞む位に、

近藤、内藤名人の姿は

絵になっていました。

満腹になり、

小出医師も親父さんから自筆のサインを頂き、

大いに満足の夜を過ごしたのです。

並木通りにて、

ご夫妻をお送りし、

我々は喫茶店へと。

そこで小出医師が、

いや~!旨かったですね!

それにしても、

内藤先生の格好、

アレハ山口組の組長の、

確か司なんとかって人に似てませんでしたか?

あぁ!そうだ!

週刊誌で観たんだ!

確かに、

男前で、

お洒落で、

格好良いんです。

そうだ!そうだ!

と、

爆笑しながら、

内藤先生はクシャミしていたことでしょう。

さて、

今日も1日、

忙しくなりそうです。

 

 

 

雪国から得た心

新潟市は猛吹雪に見舞われているようです。

日本歯科大学の新潟校も1972年の開校以来、

初めての休講を余儀なくされる程の大雪だそうな。

高松市に暮らす私どもにとっても、

冬の寒さは堪えます。

しかし、

雪国の冬は全く別の次元に在ります。

私の青春期を過ごした新潟は、

地元出身である田中角栄元首相による

キングパワーにより、

やっとインフラ整備が整いつつある時代でした。

普通のご家庭では、

1年の半分は、

お父さんは東京などの大都市へと

生活の糧を得るために出稼ぎへと余儀なくされ、

家に居ないのが普通だったのです。

批判も多い田中角栄元首相ですが、

新潟県人が親しみを込めて

元首相を語るには、

今日、新潟県が発展し、

太平洋側に暮らす人々と遜色ない環境を造られたからです。

今では粗大ゴミ化されつつあるお父さんです。

でも、

お父さんが居ないご家庭って云う状況を

再考して頂きたい位に、

当時の新潟は貧しかったのです。

それにしても、

越後の冬は厳しいのです。

雪が舞うなどと云う情緒は、

此処にはありません。

日本海からの猛吹雪の圧倒的な風圧に

道行く人々は、

一歩、一歩を、

雪に沈む足を引き抜きながら

前に進むにも、

風圧に突き進むのです。

車にも直ぐには乗れません。

雪に埋もれた雪を掻き分けて、

凍ったドアを開けねばなりません。

道の脇には、

除雪車によって掻き分けられた雪の高い壁。

車道の幅は

雪の壁のために通常の半分になり、

路面も、また雪。

これが雪国の冬です。

が、

春は必ず訪れます。

その春を待って、

冬を過ごすのです。

人生のおいても、

冬の期間は必ず在ります。

私の半生においても、

長い冬の時代がありました。

でも、

春が必ず来ると信じて、

頭を下げて、

ひたむきに丁寧に過ごしてきました。

駄目な時は、

何をヤっても駄目なんだ!

そんな考えは大きな誤りです。

季節においての春は、

必ずやって来ます。

が、

人生における春は、

待ってても来るかどうか判りません。

春の訪れを仕向けるように、

私たち自身の大きな努力が必要だと思います。

私においては、

それが、

毎日の診療をより丁寧に手当てする。

書物から知恵の糧を求める。

手先の鍛練を怠らない。

天に感謝して祈り過ごす。

決して諦めない。

その積み重ねであったように思います。

受験の季節です。

受験生の方々は、

それはそれは不安な日々を過ごしているでしょう。

しかし、

受験には科目と範囲が在ります。

対して、

人生には、

科目も範囲もありません。

ですから、

苦しむ必要はありません。

もっと、もっと、

大きな波、

大きな壁に、

前を阻まれる機会も数々、

経験するでしょう。

人生は、

勝ち負けの繰り返しです。

一生懸命、

丁寧に生きて下さい。