日別アーカイブ: 2013年11月18日

セラミッククラウン その2

 セラミッククラウンの
製作工程を
知らない方が多いと思う。

 添付の写真は
セラミッククラウンの製作途中のものである。

 但し、一般的な作り方では無い。

 セラミックは陶器である。
釜で焼いて
歯の色と形を
造り出す。

 特殊な液を浸した小筆に
様々なる色合いを持った
セラミックのパウダーを採って
歯の形へとFH000002
盛り上げていく。

 歯の内部に
どの様にして
色を入れ込むかは
秘密である。

診療哲学?

 今更ではあるが、
【哲学】とは、
根本原理を追及する学問である。
では、根本原理とは
基礎となるおおもとの法則や理論である。

 哲学も医学と
同列にある
自然科学ととらえるならば
理論面での
起承転結が必要である。

 従って、
診療哲学なるものは
科学的に証明され、かつ
結論付けされる意味合いではないので
この様な言葉遣いは
歯科医の品格を
貶める結果に成りかねない。

 哲学とは
禅問答に似た
知的学問である。

時代遅れの私

 本業である歯科に関しては
時代の最先端にある私に
異論を唱える業界人は
皆無である事は断言出来る。

 が、それ以外は
カラッキシ駄目な私である。

 私のブログの文章が
難しいと
家人からアドバイスを承けた。

 ー ??? ー

 私には全く判らない。
漢詩に涙する私である。
口語より文語体を
好んでメモ書きに遣う私である。

 私の文章は
堅い人間と
受け取られる様であるが、
私も既に50過ぎたる
日本男子である。

 私が患者であれば
任せて大丈夫と感じられる人間に
此の身を託す。

 私はタレント業ではない。
技術者である。

 但し、
一流レストランでも
偽標示の体たらくである。

 地道にコツコツ型には
住みにくい時代となった。

 良いものは
時代が移ろっても
変わらず
光を放っている。

審美歯科 セラミッククラウン

FH000006 どうせ歯を治すのであれば
綺麗にしたいと云う
患者さんの気持ちは
痛いほど判る。

 歯を入れるまでは
皆がどの様な種類の
材料と治し方があるのか
問うて来られる。

 ジックリと説明するが、
私の心の内では
最後は皆が得心する事が
判っている。

 自然な歯を入れるのには
私は自信を持っている。

 添付の写真は
上の小臼歯に対して
造った人工歯である。

 これはオールセラミッククラウンではない。
メタルボンドクラウンである。

 金属を使えば
見かけが劣ると云う
歯科医が居るが、
金属を使っても
此の通り
自然感は表現出来る。

のどかな休日

 昨日の日曜日は、
下の二人の娘達を連れて
山へと行った。

 二人の落ち葉の上の
ドングリを
拾いながら箱の中へと
入れる様を、
まさか後で
食わされぬかと
案じながら
眺めて
のどかな一日を過ごした。

 夕刻、店から帰って来た
家人が、

ー 今日はオジサンのお客さんが来てね ー

ー 其れがどうした? ー

ー パパと同じ歳か、60位の人で~ ー

 バカ野郎と怒鳴りあげ、
それ以上の話を
打ち切ったのは云うまでもない。