日別アーカイブ: 2013年12月2日

気分転換

 私は池波正太郎が贔屓である。

 鬼平犯科帳や剣客商売、
梅安などは
台詞は完全に諳じられる程である。

 それでも何度読み返しても良い。

 但し、頭の中が
テンパって
文字を追うのも
面倒な時には
漫画喫茶をよく利用する私である。

 古い読み物が好みで
何年かに一度のペースで
同じものを順繰りと
読み返している。

 最近は沈黙の艦隊を読み終えて
今は風の大地の最中である。

 スポーツに汗を流す趣味も無く、
楽器に夢中になる事も無く
車は日常の脚でしか無く
唯一、拘りを持つは
歯科のみである。

 家人曰く、
暗いね!パパは
判っているものの
趣味を持つ心の余裕等
振り返って観れば
無かっただけである。

 他人から
無趣味の男の人は
歳をとってから大変だよと
言われるが、
心配は無用である。
私は死ぬまで
歯医者の仕事を続ける結えに。

セカンド.オピニオン

 此のところ
所謂セカンド.オピニオンを求めて
来院される患者さんが多い。

 正直、私は戸惑ってしまう。

 内心では
何だコリャ?変な診断!変な治療計画!
と思ってみても
其れをおいそれと
口には出せないからである。

 前医を誹謗する行いは
医人として
最も卑劣な行為である。

 他の医師の事はさておき
私なりの意見を述べるに留めさせていただいているが、
此処で必ず問われるのが
前医との診断の違いについてである。

 此れが一番困る難所である。

 前医を傷つけず、
正当なる答えを
患者さん自身で
気付いて貰う為に
私は様々なる
資料を常日頃、準備している。

 一口にセカンド.オピニオンと云うが
其れはそれは
私共、医師にとって
重い行為である。