月別アーカイブ: 2014年8月

素晴らしい仕事.歯科治療

私は毎朝、お仏壇の前でお勤めをするのを日課としています。

夏休みに入ってからは、小学4年の娘も私の習慣を真似る様になりました。

子供の力を実感します。

浄土真宗の御経は、とても長いのですが、今では声を高らかにあげる娘の御経は
私よりも上手に感じられます。

お仏壇の中に眠る仏様の生前の姿を、当然の事ながら娘は知りません。

が、確かな血のつながりを、娘は実感して掌を合わせているのが伝わってきます。

五十をゆうに越した私ですから、振り返れば後悔する事など沢山ありますし、
やむを得なかった事もしばしばでした。

それでも、なんとか今を過ごせていられるのは、
歯の仕事があった事と、常に仏様から観られているような気持ちがあったからだと思います。

毎年秋の恒例行事となりました母校である日本歯科大学の学生さん達への、私の特別講義が
10月17日との報せを、昨日頂戴しました。

これで母校の1年から6年までの学生の全てに、私の仕事を伝える事ができました。

講義のタイトルは、当然の事ながら【素晴らしい仕事.歯科治療】です。

歯磨きについて その4.

私の考え方として、歯磨きにはエチケットのための歯磨きと、病気に対する予防と治療のための歯磨きがあると云うお説明をさせて頂きました。

私の云うところの、病気に対する予防と治療のための歯磨きは、私の患者さんには絶対にマスターして頂いています。

初診から最初の数回程度のトレーニングで、今まで身体に染み込んだブラッシング方法が修正される筈はありません。

私の患者さんは、毎回の来院時には、必ず歯ブラシを携行して頂いています。

治療の前後のどちらかに、短時間のブラッシングの復習をして頂きます。
できている様で、案外、昔からの癖を抜くのは大変なものです。

治療が進むにつれて、お口の中の環境は変わって行きます。
ですから当然の事ながら、ブラッシング方法も変化しますし、磨く道具も変わっていきます。

歯ブラシの種類、歯間ブラシの種類、デンタル.フロス、歯磨剤、含嗽剤を、患者さんの状態によって使い分けて
皆さんに一定の安定した健康なお口の状態を維持して頂く方法を、私共が見定める目的でもあります。

予防と治療のための歯磨き方法なくして、健康なお口の維持は不可能と言って良いでしょう。

具体的な方法は、次回に丁寧にご説明します。

小さな折鶴

夏休みを、小学4年の娘は私の診療所で過ごしています。

宿題も殆ど終わらせて、私の課した宿題や読書等をして過ごしているようです。

ですから私も、通常よりは早めに仕事を終わらせて、娘との時間を創っています。

患者さんの合間に、自室に戻りデスクに向かい合って一服と思いきや、
卓上の、ある小さな小さな埃の様なゴミの様な物に、目が行き、驚いた私です。

小さな小さな折鶴でした。

退屈しのぎで、娘の折ったるこの作品に、
思わず眼鏡をずらして娘の顔を凝視して、
再び、虫眼鏡で凝視したる私です。

折り目も正しく、角も尖ったその鶴は、それはそれは美しいものでした。

親バカと思って下さい。

それでも、この折鶴は正統派であり、あまりにもの小ささに、やはり驚きは隠せません。

もしかしたら、この娘と、安堵した私です。

歯磨きについて その3.

私は歯磨きを、2つの考え方で分類しています。

1つは、エチケットのための歯磨き方法。

2つ目は、病気に対する予防と治療のための歯磨き方法です。

毎日、習慣的に行っている歯磨きです。
日本人の殆どが、歯科医院で歯磨きの練習をした経験がある筈ですし、
今では、定期的に歯科医院で、お口のクリーニングを受けている方も多いでしょう。

でも、何となく良くなった感じがしない、治した筈なのに悪くなっている、と感じていらっしゃる方が多いようです。

先程の私の歯磨きに対する考え方を、簡単にご説明します。

最初のエチケットのための歯磨き方法は、ある意味、皆さんが毎日行っている歯磨きだと考えて頂いて結構です。
多忙な日々をお過ごしの事と思います。
ゆっくりとジックリ、歯磨きできる時間は、日中や、慌ただしい朝の時間には無いでしょう。
また、食べ物やコーヒーやお茶などの飲み物に含まれている色素も、日々、歯の表面に沈着します。

エチケットのための歯磨きは、歯磨剤を使って、歯の表面を中心にブラッシングする。
スッキリ爽やか感を得て下さい。
この時に、歯と歯の間には、歯間ブラシや糸楊子、デンタル.フロスを追加できれば、尚更オッケーです。

このエチケットのための歯磨き方法は、あくまでもエチケットのためでしかありません。
この方法では、不完全で、歯周病や虫歯の予防には不足であります。

病気の予防と治療のための歯磨き方法については、次回に丁寧にご説明します。

しっかり者

夏休みと云うのも、満更ワルいものではありません。

昼休みに、月末の支払いに銀行へ行った帰りに娘とうどん屋さんへ入りました。

ー パパは何にするの? 私はザル! ー

カウンター上の値札を見上げる娘。

【かけうどん190円  ザルうどん360円】

ー 私もかけうどん ー

嫌々、パパはそのくらいは大丈夫だから、ザルうどんを食べてよ!