日別アーカイブ: 2014年9月22日

今どきの‥‥?

今日お越しになられた新患の方も、そうですが‥。

今どきの歯医者さん、歯が無いところは、なにがなんでもインプラントにしたいのか!

どう診たってブリッジが第1選択でしょう!と云う症例でしたが、
前の先生の診断を真っ向から否定するのも、紳士のタシナミに反する様で。

それとなく、やんわりとブリッジの説明をしておいたのですが。

東京の鰻屋【野田岩】の親父さんが上手い表現をされていました。

ー 今は、自分が楽することが先になってしまって、うまく出来なければ、自分が悪いんじゃなくて
鰻が悪いと考える人が多いんです。そろばん勘定ばかりで、鰻を見る目もないし、手間を惜しむから技術も育たない。
‥職人は腕を磨いて、お店でないと食べられない味を追求すべきなんです。でも、それをしない職人が多すぎると思います。
自分で自分の首を絞めているようなことをしているのに、誰も其れに気がつかないんです。ー

流石は、上手いこと云うもんだと感心しきり!

鰻の部分を歯に置き換えて観ては如何?とも思えるのは、私だけでしょうか?

虎の眼

このところ新患の方が多いので、仕事が終わると疲労困憊気味な私です。

もう随分と長い間、診療に携わっていますが、それでも新しい患者さんとの出会いは随分と気を使います。

なんせ情報収集に努めないといけませんから。

歯だけを観ていては、絶対に治療は上手くいきません!

身体に潜んでいる患者さん自身も自覚していない疾患があるかもしれません。

噛み合わせには、骨格、筋肉の状態、生活環境様々が影響します。

新しい患者さんの診察には、私は虎の眼でもって対応しなければならず、と言って患者さんに緊張させる訳にはいかず、仕事が終わるとぐったりです。

経験が長くても、そんなものですよ!