日別アーカイブ: 2014年9月30日

男たるもの

私は池波正太郎の世界を心から憧れています。

しかしながら、私の元来の性格は全く別のものです。

ですから一層憧れるのかもしれません。

無理して、池波正太郎の作中に登場する人間の様に自分を見せてきました。

男の痩せ我慢と云った処だと思います。

元来の私は、おっちょこちょいの癇癪もちで、短気も短気で気短い性格です。

今では他人に大声で怒鳴る真似も、怒る事も無くなりました。
心中では怒り狂っていても、顔では悠然との真似も出来るようになりました。

男ですから、女性好きであるのは当然だと思っています。
若い時分には、それこそ随分と遊んだくちだと認識しています。

今となっては、此れは私の良い処でもあり欠点でもありますが、
スゴくイイカッコウしぃなので、自分のスタイルを崩す事が出来ません。

ですから、盛り場などでも澄まし顔で座っていることしか出来ませんから、
まったくモテなくなりました。

ー 先生はまったくスキがないわ! ー

等とよく云われるので、内心では少し淋しい気持ちです。

鬼平犯科帳の鬼の平蔵みたいに、遊郭においても女郎に肩でも揉ませて悠然と帰ると云った処に
男の美学を感じますので、イヤハヤ人は変われば変わるものだと自分でも思います。

いやしくも患者さんの前、若い先生方や学生さんから、紳士で在ると思われたいと思っているので、
少々窮屈ではありますが、仕方のないことと諦めています。

但し、家に帰れば、やはり其は普通のオジサンにかわりありません。
私の家族は他所での私の顔など知る由もないでしょう。

其れで善いのだと思います。

歯科治療と全身疾患との関わり

患者さんの口腔の粘膜なり、口の中の湿りかたにアレッ?と感じる時があります。

この勘!が結構当たるんです!

ジワリジワリと検査を進めて、あるところから其の分野の医師の元へと患者さんを紹介します。

膠原病であったり、甲状腺の病気だったり‥。

早期発見で患者さんからは感謝されますが、口の中は色々な疾患の初発症状がでる処です。

その様な意味でも、私達歯科医の仕事は価値あるものと思っています。

たまの気晴らし

昨夜は香川こまちの山田さんと街へと繰り出しました。

饂飩屋で、おでんとザルを軽くとって、盛り場へと向かいました。

お互いが贔屓の店など無いと云うよりも、飲みに行くことなど希であるので、
取り敢えずは何年か前に行った店にでもと氏を案内しました。

店のボーイに席に案内されてソファーに腰掛けて、名前を伝えたら

ー ボトルがありました。前にお越しになられたのは平成23年の5月です。 ー

でしょう!

この店に前回訪問したのは、娘の家庭教師の香川大学の医学生からラウンジと云う処へ一度行ってみたいといわれて
それなら俺が!と云うのでお連れした時でした。

殆んどサラに近いマッカランのボトルを氏と楽しみました。

と言っても、私も氏もグラスで二杯程飲んだ位ですが。

小一時間程で店を後にして、二人が向かったのは珈琲の店。

中年のオジサン二人の気晴らしなど、このくらいのものです。