日別アーカイブ: 2015年4月22日

素朴な疑問

昨日の朝のモラハラ特集と言い、今朝の【大人になれない子供亭主】特集と言い、

観ている私は、自分を責められている気持ちになりました。

今は社会人になった一番上の娘が、丁度、中学年の頃の反抗期に正にさしかかった時に

ー パパは身体は大人で心は子供!フン! ー

と、鼻であしらわれた事を思い出すと、

私はまったく進歩がないのだと悲しくなります。

しかしながら、当時はまだ付き合って間もない頃であった家人は

この娘のキツい台詞に、

ー アラ、男の人がいくつになっても子ども心を持っているなんて素敵じゃない? ー

確かに、そのように言った筈であったが、

月日の経過とは恐ろしいモノで、

テレビでの奥方たちの台詞と同じような意見に変わってしまったようです。

政治家にしても、世間の目は誠に厳しいモノがあります。

あの様な世間の基準値に達する人物が、この世に存在するのだろうか?と、

普通に感じてしまう私自体が、今の世間基準とはかけ離れた人間なのかもしれません。

私の学生時代に、母校である日本歯科大学前の富士見坂を

当時のキングメーカーであった田中角榮元首相を乗せた車が、朝と夕に駆け走っていました。

有名な話ですが、この道は一方通行でしたが、

朝と夕には、その方向が逆になっていました。

朝は神楽坂から国会方向へと、夕方は国会から神楽坂方向へ。

これは多忙極まりない元首相の通勤の都合に遇わせたモノでした。

おおらかな時代であったのでしょう!

今なら到底、世間からの批判を受けたに違いありません。

自分に厳しく生きるは、美しいと感じますが、

どうも最近は、他人に厳しくの風潮に嫌気がさします。

政治家は国の舵取りを確りとして下さる能力と胆力が一番の要で、

私のような仕事に就いている人間に於いても、肝心な能力があります。

テレビで云う処の模範的な大人の男像などは、

モシモの時に、戦える男とは思えない平和ボケした偶像ではないのかと想うのは

私のあがきなのでしょうか?

初診患者さんの最近の傾向

今日お越しになられた初診の患者さんも、

現在通院中の歯科医院にてインプラントかブリッジの選択を求められ、

悩んで私の診療所へと。

レントゲンを撮影する前に、診ただけで通常の方法でのインプラント治療は無理であることが明白な状態です。

骨の厚みが薄く、骨造成手術によって骨の厚さを大きくしてからでないとインプラントを入れることが出来ない症例です。

通常の方法よりも治療最終までの期間は半年以上要しますし、費用も高額になります。

そこまで無理してインプラントを入れる必要が在るとは到底思えず、

キチンと丁寧にブリッジを入れた方が賢明であるとしか思えません。

治療の方法は様々ありますが、あえて患者さんをいたずらに悩ませる選択肢は少しでも

減らした方が良いと、私は思っています。

今日は、レントゲンと採血、そしてブラッシングのトレーニングを着手して

次回にお越しになられた時に、私なりの治療計画のお話をさせて頂こうと思っています。

大いなる勘違い!

歯科以外のメーカーからも、時たま色々な素材が持ち込まれます。

ー 先生、これを歯科で使えませんかね? ー

と言った類いの依頼です。

先程も、外から診療所へと戻ったら机の上に小包が。

??

誰かからお菓子でも届いたのかしらん!

と、思いきや、

期待は裏切られての、メーカーからのサンプルと資料でありました。

私の専門外の分野の素材ですから、私は素人です。

どれどれ、なになに、ふんふん!と、

興味深く拝見しながらも、

疑問が大きく膨らんで、

こう言う時には、辛抱仕切れず即座にメーカーに電話する私です。

ヒト繊維芽細胞由来成長因子。

ヒト由来って、人間から採ったんを売ってるんかいな?

アメリカって、ゴッツイ国やなぁ!

ヒトって、ヒトのどこから採ったんかいな?

疑問点がドンドン膨らんだ訳です。

で、割礼したる除去した部分を培養したとの丁寧な説明に

ー 赤ちゃんのチンチンの先っぽの皮ですか! ー

私の声に、即座に娘たちは反応したのです!

娘たちの目は爛々と輝き、

アンプルのなかの液体に興味津々。

ー お前たち!悪いことをしたら、これをコーラに混ぜて飲ませたるぜ! ー

キャー!と、大喜びで一目散に消えて行きました。

但し、困ったことに娘たちの頭の中には

チンチンの皮の所有者が、パパと思い込んでしまったようで、

家に帰ってからも、昔たちの頭のなかは、このアンプルの事で一杯だったようです。

ヤレヤレ‥。