月別アーカイブ: 2015年5月

お伊勢参り

出張をかねて今夕から出かけます。

月曜は休診とさせて頂き、火曜日から診察します。

小学校の娘たちも、月曜は学校をお休みさせて頂き一緒に連れて行く予定です。

病気でもないのに、学校を休ませるなんてケシカラン!と、思われる方も居られるでしょう。

小学校の時分には、其れは其れで構わないと、親の私はその様に思っています。

序でに、伊勢神宮へ参拝する予定です。

今年は、今しか参拝出来ません。

来月からは新潟へ通ったり、再開始める講演の打ち合わせ等で暇がありませんから。

そんなこんな週末です。

スマホ版ホームページの一部改正のお報らせ

手作業ですので、コツコツとホームページを改良しています。

先ずはスマホ版ホームページの体制の部分にスタッフを追加しました。

美容部門の担当の野本恵子歯科医をご紹介します。

写真は若く見えますが、日本歯科大学での同級生ですので私とは同い年です。

お口周りの加齢的変化への、患者さんからの改善の要望、若返りって言うんですか?

これには苦笑いで対応していました。

といって、美容外科の有名な医師も多く存じ上げていますが、

彼らは、そう言った要望に対しては、一気に外科処置にもっていきます。

外科処置をするほどでもないのに!っていう症例が多くて、

色んな処置を、それこそ色んな先生方に見せて頂きました。

灯台基暗しで、結婚されて姓は代わっていましたが、

野本女史の手当ては確かなモノでした。

なんせ顔のことですから、怖いですよ!

キチンとした医者でないと。

同級生だから、よくお互いが判っていますから、私は楽です。

で、歯医者の娘でもない、女史は筋金入りの育ちの良いお嬢さんでしたから、

患者さんへの対応でヒヤヒヤすることもありません。

症例は順次、アップしていきます。

ご期待下さい。

歯科の総合デパート

上手い歯医者って言いますが、どの様な歯科医が上手い歯医者なんでしょうね?

痛くない!

速い!

優しい!

これらは必要な条件ですが、それイコール上手い歯医者だとは思えません。

丁寧な治療!

これも当たり前で、いくら丁寧でも、ぶきっちょだったら?

手先が器用!

でも、診断能力に欠けていたら?

この世界に入ってからズーと、上手い歯医者でありたいと、ひたすら走ってきました。

道半ばです。

で、想うに至ったのは、

私は私で、自己研鑽に励んで精進します。

但し、自分の出来ない分野は、その道の一番の専門家の手に委ねようと。

私は歯の矯正治療はしません。

これは兵庫県河西市開業の畑豊先生にお願いしています。

え~!わざわざ兵庫までですか!

素人目には解らないと思います。

が、この先生は、上手いですよ。

うるさい私は先生の腕を認めています。

それから、歯科技工。

これらは何名か、分野によって指名しています。

歯科医の方がビビって、出せない技工士に製作して貰っています。

全身検査。

これは私の目で、今が旬の脂ののった医師に紹介して検査をお願いしています。

この数年で、何人かの医師に変わりました。

私の診療所の基準値は高くなっていますから。

考える処ある患者さんの場合には、そのデーターを、母校の全身管理科で再評価して貰っています。

最後に美容的要望!

歯の審美については、私はウンチクありますが、

女性の限りない美への要求に、歯だけでは解決出来ないモノもあります。

これは品川で開業の野本君。

君づけするのは、私の母校での同級生だからです。

チョコマカしたお嬢ちゃんでしたが、美容の世界での第一人者になりました。

立派なモノです。

その辺の美容外科に行くよりも、結果は断然、野本君が上だと保証します。

こういうことは私には、まったく出来ませんから

本人を呼んできた方が、私の歯の治療の観点からも確認出来るので

仕上がりはダブル効果で完璧です。

こういう症例は、これからドンドン増えるでしょう。

断然、他を寄せ付けない技術陣を結集できる態勢をこれからドンドン整えていくつもりです。

ショッピングモールではなくニューヨークにあるバーグドルフグッドマンやブルーミングデールのような

選別された確かなモノの総合デパートの陣容を歯科で提供することが

患者さんの健康向上に繋がると考えています。

一つの診療所に、免許証のあるだけの人間が複数存在することとは、

まったく違う形での診療所であろうと思っています。

ゴールデンウィークも終わって

ゴールデンウィークとは名ばかりで、私はゆっくりも出来ませんでした。

もうすぐに、大学での私の出番も始まります。

準備にも追われています。

患者さんの治療に対する計画をたてるのも、これまた大作業です。

模型を検査資料を山積みにして、悪戦苦闘しています。

今年も中盤戦を迎えます。

充実した毎日を過ごしたいと思っています。

それでも大切なこと

インプラント治療も随分とポピュラーな治療となりました。

が、人の骨に金属を移植することを忘れてはなりません。

外科処置に対する対応もさることながら、

骨の性状にも気を配る必要があります。

私の診療所では血液検査は必須の検査項目です。

他の歯科医院の普通と、私の診療所の考え方は違います。

他所はどうであれ、私の診療所では責任がありますから、

私が必要であると考える検査は実地しています。

とかく歯の治療は軽くお考えになられる方が多いです。

歯の治療に於いても、患者さんの健康利益に繋がることは

面倒でも御協力をお願いしています。

エキサイティングな治療

昨日の手術は、久々にエキサイティングなモノでした。

終わったら、手術着が汗でベシャベシャになっていました。

上顎洞底挙上手術です。

この手術自体は、別段稀な手術ではありません。

私の診療所では、日常的に行われている手術です。

が、昨日の手術は、特別な症例でした。

野生の勘ってヤツでしょうか?

この症例は難しいぞ!と。

私にしてみれば珍しく、CTを撮影しました。

私は歯科用CTの撮影精度をまったく信用していません。

歯科用CTは、あくまでもスクリーニング程度のモノだと考えています。

この症例は医科用CTにて撮影しました。

で、これも私にしてみれば珍しく、3D画像に構築して、

これまた珍しく、立体的模型を3Dプリンターのような精密機械で造って、

手術前に、念には念をいれての症例でした。

検査を進めれば進める程に、この症例の難しさが実感します。

野生の勘の確かさを実感しながら手術に挑みました。

超ウルトラ難症例です。

手術前には、頬を手で叩いて、四股を踏んで挑みました。

こういう手術でも、私は部分麻酔です。

患者さんを眠らせる麻酔は、殆んどしません。

患者さんが恐がらないか?ってですか?

手術に関する様々なリスクはすべて私はお伝えしています。

リスクを回避できる手当てはすべて、私は採っています。

私の手当て、対応、態度すべてが、患者さんへの最良の鎮静剤だと思っています。

麻酔注射を開始してから、縫い終わるまで凡そ一時間半程要しました。

通常の上顎洞底挙上手術の倍の時間を要しました。

骨の移植材料は、通常の4倍程度。

上顎洞の形は複雑極まりないモノでした。

手術前の検査が甘ければ、上手く出来ない手術だったと思います。

患者さんは、30代前半の男性でした。

セカンド.オピニオン

この間、おもしろい患者さんがお越しになりました。

1本の歯の治療についての私の意見?診断を聞きに来られたようでした。

所謂、セカンド.オピニオンって云うモノでしょう。

その歯が折れているので、抜いてインプラント治療をと勧められたようでした。

レントゲンにては歯に折れた状況は確認出来ません。

で、レントゲンに映らない程の微妙な亀裂でもあったら大変だと、

浸透性の良い色素を歯に塗布してみましたが、

歯には亀裂もありません。

但し、神経の治療が不完全であったので、その再治療が必要であること、

加えて、歯を被せるために歯槽骨に対する小さな手術が必要であること。

無論、歯を抜く必要もありませんし、

歯を抜かないのでインプラント治療も必要ありません。

結果、ご自身の歯を残せて、治療の費用もインプラント治療の半分以下で抑えることが出来ます。

但しセカンド.オピニオンっていい加減だなって、その時に感じました。

だってそうでしょう?

その歯を残すための、その保存治療は、

歯科医みんなが出来る治療ではありませんから。