日別アーカイブ: 2015年8月19日

自己裁量権

私は自身の診療所の運営に関して、スタッフの感性を全面的に信じています。

無論、それに至るまでには厳しくトレーニングしていますし、

共に仕事をしてみて、委せられないと感じるスタッフは、診療所から去って頂いてきました。

患者さんが私に対して言いにくいことは多々あると思っています。

諸事情もお在りになるでしょう。

また、患者さんに私サイドでの不手際がある時も正直あります。

その様な時に、私のスタッフには【ナイチンゲールの心】が育っています。

即座に、適格な対応をしてくれていると思っています。

裏腹に

人付き合いの悪い質だと思います。

この年になったら、後の20年くらいで、仕事の総決算の成果を出さねばなりません。

歯科だけで、歯に向き合うだけで精一杯といった処です。

子供の手当てや犬たちの手当てもあります。

外食しても、娘たちが喜ぶような処が中心となり、

私が唸る程の感動させてくれる店が在るわけでもなく、

皆で一緒に食事を作って、皆でテーブルを囲む方が安堵する年になりました。

人は外見だけでは判らないもんですよ。

動じないこと

目には見えないのですが、なんか良い運気に恵まれていると感じる時があります。

こういう時を、追い風に乗っているというのでしょう。

逆に、何をしても上手くことが運ばないという時も経験します。

向かい風の逆境の時期と言えるでしょう。

人生は、その繰り返しです。

向かい風にある時には、私はジットして、頭を屈めて決して動かなくなりました。

こういう時期には、何かしらの対策をうたねばと気持ち焦り、

ジットしていられないモノです。

せめて情報収集のために見聞を広めようと交遊関係を拡げてみたり、

様々な書籍に没頭するモノです。

経験的に、それらすべては止した方が良いと思っています。

運なき時に出会う人に録な人は居りません。

運なき時に出会う書物に役立つ知恵はありません。

何時もと変わらない日常の繰り返しをジット我満して続けることで、

必ず賽の目は廻って来ます。

それが速く訪れるように、それには変にジタバタして深みに嵌まらないように、

ジット動かないことが最良の策であろうと感じています。

こういうアドバイスが出来るようになったのも、

私自身が、多くの無駄な労力に振り回されたからです。

また、歯科の仕事は、地道にコツコツと、

丁寧に丁寧にの繰り返しから、はじめて、治療の確固たる成功を導いていくもんです。

歯科が私自身の処世を教えてくれているように思えてなりません。