月別アーカイブ: 2016年1月

隠れ趣味

笑えマスよ!

私は今年53歳になるんですが。

葉巻に火を点すライターが、

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このサンダーバード2号です。

横はサンダーバード1号の携帯ホルダーって云うんですか?

これはモッタイナイので、

デスクの引き出しに大切に保管しています。

こういうのは、女性には理解不能だと思います。

少年期に触れたサンダーバードの世界に魅了されました。

DVDは全巻、所有しています。

趣味と云う趣味はないのですが、

サンダーバードモノを見掛けたら

ついついと云う私です。

さぁて!

午後から、気合いの必要な大きな治療を控えて

ウォーミングアップ中の私です。

この患者さんの今日の日を迎える迄に数ヶ月、

根の治療やインプラントの埋め込みでの

仕込み作業に勤しんできました。

何軒もの歯医者さんから、

治療は無理と断られたそうな難症例です。

初診の時に、私も頭を抱えました。

で、患者さんの頬を伝わる涙に、

男心の義侠心に火が点いたのです。

今日、この患者さんに

歯科の真髄を!と。

さぁて!

ヤるぞ!

単細胞だから出来るんでしょう。

シッカリ者

ほぼ皆がご存知の事なので。

私はバツ印なので、

賜わった子宝の年齢差の上下が大きいのです。

で、小学5年の娘が結構とシッカリ者なのです。

本当は気弱な性格である私なのですが、

この娘からの叱咤激励を受けて

日々を過ごしています。

犬は人間言葉を話す手当てが出来ませんので、

また、下の娘は孫のような心持ちとなるために、

専ら、私はこの娘と会話のキャッチボールをと。

女の子なんですね。

他人のことが色々と気になるようです。

他の歯科医院のホームページ情報のネタもとは、

ここなのです。

で、この娘は

数寄屋橋次郎に連れて行ってくれい!と。

何処からで学校をずる休みさせてと、

こんな毎日です。

歯を残す.神経を残す

先のブログにて、

抜歯の原因の半数が

歯根の破折であると云うことに大いに反響が在りました。

これはそもそも、歯の神経を採る事が発祥です。

と言っても、虫歯が進んで神経にまで至れば

神経を採る治療がルーチンです。

私の問題提議が此処に在りました。

で、現状では

私的には、虫歯の進行を食い止めて、

歯を殺す治療は、ほぼ無くなりました。

歯の根の破折についても、

殆んどの症例において、抜歯する機会が無くなりつつ在ります。

但し、歯科治療と云う仕事柄、

術者の器用不器用にも左右されます。

技術的に難しくないように、

歯科医師ならば普通に出来る簡単な手技になるようにと、

手を加える処に科学の存在価値が在ります。

特殊技術から普遍的治療にチェンジするために

研究の大きな意義が在るのです。

毎日、母校の岡先生からの研究結果が報告されてきます。

私が、この研究を岡先生に委ねた大きな理由は、

岡先生の堅実な性格と歯科学生への教育への大きな情熱を

日頃からヒシヒシと感じていたからです。

モノ言わぬ微生物やたんぱく質の声なき声を

キチンと感じる誠実さが、

日々の研究結果の賜物だと考えています。

私らは、心底から病気と戦う心構えを忘れてはおりません。

青臭いかもしれませんが、

男とは、そういう生き物だと思うのですが。

若い歯科医の先生方へ

私が母校での教壇に立ち既に8年が経ちました。

当時の新入生も既に、社会へと巣だって行きました。

学校での座学と現実の狭間で、苦しんでいる卒業生の歯医者さんや

その友人や同僚の先生方から、

しばしば連絡を頂く機会が増えました。

セッカチな私ですが、

若い歯医者さんへのアドバイスとして、

焦らない!

ジックリと目の前の患者さんをヨーク診ること!

今すぐに始めること!

毎度毎度、同じ台詞を申し上げています。

序でに、

歯科関連の商業雑誌は見ないで、論文を読むこと!

これは流行りに左右されない治療を学ぶ上で大切です。

で、歯型彫刻をすること!

歯の形態を身体に焼き付けるためには大切な習慣です。

連絡を頂いたら、必ず返信するか、電話するかを

心がけてきました。

そういう自分を省みて、

あぁ俺も歳とった!と、

しみじみ思うのです。

技術はイッペンには身に付きません。

ゆっくり、ゆっくりとで、良いと思います。

誠実な歯医者であることを

其れだけで充分だと思います。

 

高松インプラントセンター

【高松インプラントセンター】と表記して既に20年を過ぎました。

その様な訳で、インプラント治療に明け暮れた日々を過ごしています。

但し、誤解のないようにと申し上げたいのです。

私がインプラント治療を行うのは、

既に歯を喪失して居られる患者さんです。

厚生労働省からの統計的な報告によると、

歯を抜歯する原因の半数が【歯の破折】です。

意外でしょう?

私の診療所へ

セカンドオピニオン以上、転院希望でも費用心配!

って、お越しになられる患者さんが多いですが、

前の歯医者さんで

【抜歯しましょう】って宣告された症例の

殆んどは【歯は抜かなくて良い】モノです。

【歯科保存学】は進歩しています。

歯が折れても、

抜かなくても処置できる治療方法は在ります!

マイクロスコープを駆使した精密治療の恩恵です。

歯を抜くどころか、

【神経を抜く】治療も稀となりました。

【歯を残す】から【歯の神経を採らない】へと、

歯科治療は進歩を続けています。

従来通りの歯科治療は、

本当の意味での過去の遺物と言って良いでしょう。

しかしながら、歯を失ってインプラント治療を希望される患者さんは減りません。

【高松インプラントセンター】の仕事は減りませんが、

【歯の保存治療】の割合も

年々、増加しています。

【歯の保存】を【コンサーバティブ.デンティストリー】と言います。

数年先には

【高松インプラントセンター】から

【高松コンサーバティブ.デンティストリーセンター】へと

看板変えしようかな?と、

インプラントをするにしても、

【骨の保存】が大切です。

そういう意味で、コンサーバチティブな保存的歯科治療が大切です。

難しい治療の行き着く歯科医院

歯科技工士さんから

「先生ところの患者さんは、スゴい症例ばかりですね!」

と、しばしば。

そりゃそうだ。

大概は、ダイレクトボンディング修復で、

自分で治しますから。

が、難しい症例の宝庫であるのも事実です。

最近の初診の患者さんです。

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さぁ!どう料理するか!

コレが私の仕事の醍醐味です。

綺麗になりますよ!

チャレンジ精神

新しい何かをすれば、

何もしないことよりも、

批判に曝されたり、

失敗することも味わうでしょう。

何もしなければ、

誰からも謗りは受けません。

が、其れで良いのでしょうか?

私は事なかれ手技が、自分の流儀に合いません。

だから研究し、チャレンジ精神でもって

走るんです。

研究の意義

私が虫歯を制御する研究にドップリと漬かっているのを

多くの方が【変わり者】と云うんですが。

水虫と虫歯くらいじゃないですか?

ズット進歩がないのは?

毎日、虫歯に遭遇する四半世紀でした。

これだけ長い間を歯で生きたきた訳ですから、

完璧に虫歯を除去する技量は

既に身に付いています。

でも、其れだけで良いのでしょうか?

と、何時も何時も胸が苦しい想いで

患者さんの診察をしていました。

【虫歯を止めてやろう】と。

幾らフッ素が普及しても、

虫歯の患者さんは減ってはいません。

せめて、虫歯を止めて【歯を生かして】

神経を残して、

ダイレクトボンディング修復って考えるのが、

歯科保存学専門の私の仕事だと思います。

研究することで、様々な文献を読まねばなりません。

コレが、知識の集積になってきます。

今、役にたたなくても、

何時か役にたつ診察のヒントとなるんです。

【歯の声が聞こえる】と口にする私を

近所の自称審美歯科医が患者さんに

【三枝は気チガイ】と言ったそうですが、

私は、其れで良いと考えています。

歯医者が歯の気チガイで良いではないか!と。

私は【観てくれ前歯歯医者】にだけはなりたくありません。

審美の中にも、【科学】の息吹が絶対に必要だと考えています。

インプラントにしても同じです。

私の【勘】を、私は最新鋭の機器よりも信じています。

インプラント治療って、そういう処が肝心要だと考えています。

 

 

 

 

毎夜の夢

出勤しての毎朝一番の作業は、

日本歯科大学 新潟からの実験結果を報せるメールの確認となりました。

メールに添付された所見を、

ドキドキしながら観察しています。

このところ参考文献の山に埋もれた暮らしを送っています。

【歯を守る】仕事が、私らの使命ですから。

研究には、次から次と関所が待ち構えています。

関所破りの無法者が、ヤンチャ坊主である私の仕事です。

で、研究担当責任者との

アアでもない!コウでもない!

そうしよう!

との、ヤリトリの1日です。

夢にまで、

大きな大きな歯の虫歯の穴が!の毎日です。

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