日別アーカイブ: 2016年2月6日

地雷

長い間の私の患者さんに、娘たちの茶道を教授して頂いています。

今日の私は発熱酷く、娘たちを送っていけません。

で、電話にて事情をと。

その際に、もう10年近く前になるでしょうか?

私が、ある患者さんの治療をお断りした話しを持ち出されました。

私らが治療を断るなどと云う行為は稀の稀な事です。

その患者さんは、アレは当たり前であったと。

娘たちの先生と、私がお断りした方は顔見知りであることから、

私も先生も、特別に口にする事は無かったのですが。

人には幾らなんでもと云う地雷が在ると。

成る程!

難しい事は判りませんが、

私なりの基準値と云うモノはあると。

納得の根拠

現在、私らは、ある基礎的研究の最中です。

研究実地の総責任者である日本歯科大学の岡準教授の重圧を

先生から毎朝送付されてくる研究報告を眺めながら、

私自身、ヒシヒシと伝わってきます。

相撲には【徳俵】という粘りの象徴が在ります。

私ら臨床家にも、

治療において【粘って粘って】という感情が備わります。

諦めない!気持ちが、良い治療を造り出すことを

長い診療生活で実感しました。

シツコイ性格を作ったのは、間違いなく、

歯の仕事に誠実に向き合った証しだと思います。

が、保存の限界を悟り、

抜歯の診断を下す時も在ります。

この際に、全ての手を尽くしたと云う自身への納得は、

後悔ない手当ての限りを尽くした結果です。

スパッと、

抜くも、メスを手にするも、

覚悟の結晶であるのです。

臨床家の性と云えるでしょう。

素直な心

私らの仕事は職人仕事です。

腕が良い事が、結局は全てです。

が、そんな簡単に技術が身につく訳ないじゃないですか。

上手い先生やスタッフの方々から揉まれて成長するんです。

認めたくない事を指摘され、

其れを素直に受け止める度量が、

私らの仕事を成長させます。

人の持ち合わせる感情、

【喜怒哀楽】もまた、臨床家には必要です。

子供のような心のままで、

成長していない!と、指摘された経験が在ります。

ウーン?と。

人の身体を治療すると云う特殊な仕事です。

その辺は、私らは常人ではないと認めています。

一生懸命

疲れがドット吹き出したンだと思います。

喉が痛い!

咳き込む!

顔が熱い!

寒気がする!

昨夜は、翌日が小学校のお休みと云うことで、

娘たちは、洋画に釘付け!

私は、そんな事には付き合える筈もなく、

隣部屋の二段ベッドへと潜りこんで、

半死状態でした。

夜中に気がつけば、

娘みんながベッドの中に。

身動き出来ない訳が判ったのです。

朝は、娘たちみんなは手伝ってくれました。

なんせ犬の御世話だけで大変ですから。

一生懸命、日々を過ごしています。

その姿を、子達にと。

そんな事しか、出来ませんから。