日別アーカイブ: 2016年2月29日

男と女

出産をはさんで、

久し振りにお越しになった患者さんとの会話にて、

「変なことでイライラして、ダンナさんに八つ当たりするんです」

「相手は問題を直ぐに解決しようとするんで、余計にムカつく!んです」

ホォー、恐ろしいですな!

と、

で、貴方のご主人は仕事の出来るお方ですね!と。

???

男は目の前のイッパイの仕事を出来る処からサッサと、

処理できる能力に長けた方と、

そうでない方が。

目の前の紛争は、他に影響するから

サッサと片付けるんでしょう。

今度は患者さんが、ホォーと。

で、

男と女は生き物として全く違うんで、

池波正太郎を読めば良いでしょうと。

???

【鬼平】ですよ。

はい!聞いたこと在ります。

そうだよ!と、

そんな患者さんとのヒトコマでした。

矛盾

歯学部は、受験科目においては理系に入ります。

歯科医学も自然科学の範疇に在りますので、

歯科は理系であると言えましょう。

本当でしょうか?

数式のように、綺麗に明示化できる部分と、

割りきれないアヤフヤな部分の方が、

歯科には多いように想うのですが。

技術は、理系ではありません。

対患者さんとのコミュニケーションも理系ではありません。

歯科と云う私の仕事においても

この様な矛盾に満ち溢れています。

この矛盾こそが、

人間の営みであると想うのですが。

男と云う生き物

私が小学生の時分には、

帰宅すると直ぐに玄関口にランドセルを放り投げ、

返す刀で飛び出したモノでした。

探偵ゴッコや野球に興じ、

その中で、一種のルールを身につけたモンです。

ガキ大将の不条理に対しては、

自分の力不足を否応でも自覚して、

自分の立ち位置を悟ったモンです。

掴み合いの喧嘩から、

喧嘩の仕方なり、力の具合のコントロールと云うか

この位が適当だろうと云うさじ加減も学んだモンです。

若い時分にも、

勤勉に勉学に勤しんだとは云えない私でしたが、

大人の男の世界での【間合い】の取り方は学べました。

領域を

攻めず、

侵さず、

守る、

と云う男の本能は、

この時期に身に染み込んだのだと思います。

決して女性蔑視の気持ちではありませんが、

池波正太郎ワールドでの、

【女こども】と云う

男だからと云う、独特の匂いは在るように思います。

ですから、草食男子と云う概念は私には理解出来ません。

男に母性が在れば、それは男ではないと、

男は、あくまでも父性であり、

私的には、

男は孤高で無頼漢であるべき、

また、その様な【生き物】だと、

私は、思います。