日別アーカイブ: 2016年4月7日

気軽にどうぞ

若い時分、少しだけ?随分!かもしれません。

通りすがりで眼をひいた鮨屋の前で、

入ろうか?どうしよう?と、

思案し、

悩む原因の全ては、自分の懐具合で大丈夫なのだろうか?

と云うことでした。

 

が、タメシテみたいと云う衝動に負けて、

つい引戸を開けて、

大人しくカウンターの隅に腰を下ろす私でした。

入った瞬間に、

ヤバイ!

此処は自分にはまだ早い!と、

気づいた時には、既にお茶が出され、

店の親父から

「何からいきましょうか?」

と、問われた時には、

背中から汗が吹き出したことも在りましたっけ。

「親父さん、僕には身分不相応な処に入ってしまいました。すみません。

今の手持ちが〇〇だけなんで、その範囲でお願いします」

相手の対応ですか?

笑って頷いて応えて下さる場合が多かったですよ。

で、随分と勉強して下さったんだと思います。

他のお客さんに引け目を感じるような対応は無かったです。

むしろ、若い私に対して、

【本物】を見せてやろう!と云う意気込みみたいな

【温かさ】を感じていました。

懐かしい若い時分の思いでです。

最近、私の診療所に若い患者さんが増えました。

ダイレクトボンディング修復なら、それこそ20代。

審美治療なら30~40代。

インプラントでも、今までより若い患者さんが増えています。

皆さん、治療費用が不安なんでしょうね!

その様な時、

私は、先程の若い時分の私を思い出して、

患者さんに向き合っています。

私の診療所の見せ方は、

あくまでも私が1日を過ごす処であると云うことと、

私の大切な患者さんを迎える処であることが

大きな理由です。

まぁ、私の育ったセンスが良かったンだと。

嫌みに採らんで下さい。

私は、筋金入りの【ボンボン育ち】ですから。

苦労して勉強して歯科医になって金儲け!と云う生まれ育ちではありませんので。

ただただ、好きな歯を触れて幸せであるとだけ。

気軽に、歯の話をしに来て下さい。