日別アーカイブ: 2016年5月20日

ドタキャンへの対応

若い先生から相談を受けました。

予約をドタキャンする患者さんへの対応です。

私の診療所にも、

初診の予約を入れておいて当日お越しにならないと云う方も

時たま観られます。

実際に診療すれば患者さんですが、

この様な場合は、

私の患者さんではありませんので、

責任も何もありませんから、

かえって良かったと思っています。

治療が始まり、治療が進めば進むほど、

治療に際しての私側の準備の大変さが

患者さんに伝わるようです。

ほぼドタキャンはありません。

私が経験するのは、

あくまでも初診なり治療の着手前の方です。

コレはどうしようもないと思っています。

私は割とハッキリとお伝えする方なので、

患者さんからの好き嫌いの評価も

ハッキリしているのではないでしょうか?

何事も相性が在りますし、

私がお願いして治療させて頂くために勉強した訳ではありません。

この先生には、

そういう時にこそ、

外にお茶でも飲みに行きなさいと。

普段は昼間から、そんな事出来ないでしょう?

【類は類を呼ぶ】

と云う言葉があるように、

ドタキャンできる神経の持ち主に贔屓にされると困るでしょ?

てな話をして、

皆、同じ経験するんだなと。

香川県では間違いなく、

四国、中国、関西圏の歯科業界で、

私の診療所を知らない方はいないでしょうね。

患者さんが歯科医院を選んでいるように、

すみません、

私も患者さんを選んでいます。

本当に歯を治したい!と云う患者さんしか

私は自分のエネルギーは使いません。

美容院感覚でお越しになられる方には、

その方が患者さんになる前に、

他へ行って下さるように、

私は自分の力不足をお伝えします。

私は名医ではありませんと。

そんな事をお話ししました。

モラル常識も、

人それぞれですから。

無理して遇わせることないと。

この私の考えにも、

また反論も多いのでしょうが。

何事も、

逆の立場になって考えれば解りそうなもんですが。

日々努力

幼い頃に覚えた味と云うのは

何時までたっても贔屓であるような。

京都からの患者さんは不思議と私の贔屓をご存知の様子。

DSC_0253

皆さんが、

【葵家やきもち総本舗】のやきもちを手にお越しになって下さいます。

そんな時の私は、

「うぁー、ありがとうございます!」

観音さまにお供えし、

残りは一気呵成に私の腹の中。

他にも餡こ餅は沢山在りますが、

なぜか私は此処のでないと。

そう在りたいモノですよね。

此処のでないとと言われるように

日々、努力しませんとね。

 

ラバーダム防湿

来週は新潟へ参ります。

日本歯科大学新潟校の4年生への実習指導です。

私は【歯科保存学】を担当しています。

今回は【ラバーダム防湿】の実習です。

私の時代もそうでしたが、

日本歯科大学では

【ラバーダム防湿】がキチンとできるように教育してきました。

【ラバーダム防湿】は歯科治療の基本の【き】ですから。

この手順を踏まない治療を【軽蔑】する空気が

私たちの大学には在ります。

普通の治療です。

が、

患者さんからは【珍しい治療】【特殊な治療】【私のこだわり】

のように、

思われているようです。

これは歯科医の怠慢だと、

私は思っています。

実習は午後の1時から6時半まで

休みなく続けられます。

広い実習室の中を

眉間にシワで、

ウロウロと歩き回り、

学生のチェックをするのが私の仕事です。

私は恐い教官なのだそうです。