日別アーカイブ: 2016年12月8日

インプラントの患者さんが増える一方なんですが?

インプラントの患者さんが増える!

今時の歯科医師が聞いたら、

羨ましい!

という嫉妬を受けるでしょうね。

ただ、

インプラント治療の途中の患者さんが多いんです。

インプラントを入れる前の骨造成の後で、

いよいよインプラントを入れる段階になって、

やっぱり此処では避けておこうとか、

インプラントを入れたものの、

皮膚に麻痺や痺れが生じてという患者さんが

とてもとても多いんです。

口腔外科を得意とする歯科医師や、

インプラントを歯科一番の稼ぎ頭と

熱心に営業している歯科医師の処からって

決まっていますね。

だいたい数件の同じ歯科医院ですね。

インプラントは手術がつきものですから、

口腔外科の治療だと勘違いする人が多いのでは?

インプラントで口腔外科の技術を要するのは、

顎顔面外科の分野でしょう。

事故で顎の骨が歯と共に吹っ飛んだとか、

腫瘍にて顎の骨を歯と共に取り除いたとか、

顎骨に大きな打撃を受けて、

とにかく咬めるようにという咀嚼回復主体の症例は、

口腔外科の出番でしょうね。

歯科インプラントの場合、

これは、

歯周病や根が折れて抜歯になったような場合のインプラントですね。

これは、

私ら歯周病治療を得意とする【保存屋】の仕事です。

インプラントは、

あくまでの人工の根でしかありません。

上に人工歯が乗っかってくる訳です。

審美性への配慮、

噛み合わせの微妙さ、

他の残っている歯との調和、

で、

メンテナンス。

これは【歯科】の専門です。

私ら保存学の人間の手当ては、

身体に優しいですので。

こういう事は、

実際に治療されて判るんでしょうね?

お越しなった患者さんは、

口腔外科出身の開業医からの転院でした。

治療前にCTも撮影したそうです。

3D化したコンピューターガイドの手術用マウスピースも使ったようです。

が、

インプラントは神経を圧迫しているのでしょう。

それならば、

まだ良いのですが。

即座の手当てが間に合いますから。

とにかく、

神経に対して苦しい手術だったのは、

症状から明白です。

私がCTを撮影する際には、

インプラントに限っては、

大きな病院の放射線科に医科用CTでの撮影を依頼しています。

医科用CTと比較すると、

歯科用のはオモチャでしかありません。

解像度が違います。

3D解析は、和田精密のビオナを使って、

手術用マウスピースは和田精密のもの以外は使いません。

和田精密のマウスピースが、手術には優れていますね。

それでも、そんな手術をするのは、

1年に数症例程度です。

私は自分の眼で診た所見、

自分の手で触った感触を

テクノロジーよりも信じています。

この患者さんの手当ての方法ですか?

臨機応変ですよ。

必ず、

楽にして差し上げます。

コレが私の仕事ですから。