日別アーカイブ: 2016年12月20日

私の履歴書 10.

私は20代の後半に、

大学時代ズット交際していた1年後輩の

当時は既に歯科医になっていた女性と所帯を持ちました。

子どもは3人授かりました。

傍目には幸せな家庭に見えたように思います。

ただ、私は好き放題し続けて居りました。

自由奔放が男の生きる道と考えていましたので。

家人については、

大人しく、何をしても許してくれるだろう位に、

半ば甘えていたように思います。

今考えますと、

若気の至りであったと想わざるを得ない処が

多かったように思います。

歯科治療の技術の習得に夢中でしたし、

機械設備も、

経済状況など全く無視して購入していました。

とにかく上へ上へと、

上手になりたい!

何でもかんでも歯科に関して知りたい。

私の歯科医人生のなかで、

全ての吸収の時代であったと思います。

また、若気の至りで、

よく遊びました。

女性関係も派手で、

今の時代であれば、

到底、許しては貰えないでしょう。

が、

当時の私は、

女遊びも芸のうち程度にしか考えていませんでした。

今考えますと家人は、

よく辛抱したものだと、

悪かったなと、

謝りたい気持ちに、

時々に思います。

子どもたちへは、

私は受けは良かったと、

勘違いかもしれませんが、

私が親の愛情に恵まれない家庭で育ちましたので、

子どもたちへは愛情は注いだ積もりです。

今ともなれば、

何故と思うことが度々あります。

私が若かったのでしょう。

離婚は予想もしていませんでした。

私の考える要所は、

押さえていたつもりでしたから。

相手に私への愛想が尽きたンだと思います。

別れた家人は、東北で開業医を営んでいるようです。

安堵半分、心配半分と言った心境です。

若い人たちには、私のようにはなって欲しくはありません。

が、

仕事、芸の道は酷しいものです。

両立の方法は、

私には判りませんので、

アドバイスは出来ません。

2回目の所帯を持ちました。

これはこれで苦労がありました。

相手が歯科業界とは無縁の人の上に、

私の仕事の体系が、

一般的な歯科医院とは全く違いますから。

また、14も年少の女性です。

私の昭和の感性を理解するのは難しいのでしょう。

ただ明るい人間であるのと、

美的センスは優れて居りましたので、

私の診療所の見栄え、内装、家具などは、

この人の業績だと感謝しています。

ここでも私は3人の子宝に恵まれました。

が、

先の子どもたちとは異なり、

私にとっては孫のような気持ちになるのです。

私は歯科医としてはまだまだ未熟です。

これからも、多くの時間やエネルギーを

歯科に費やさなければなりません。

それは私を、

大勢の患者さんが、

その身で多くのことを教えて下さり、

今日、私が在るからです。

人生においては、

私は多くの躓きを経験しています。

だからこそ、

歯だけは何としても真理を知りたいと思うのです。

 

 

 

私は喫煙者

今日の手術はサイナスリフトです。

慎重に、慎重に手当てする積もりです。

私の生まれ星は、一白水星です。

だからでしょうか?

治療の際は、

心が、

波ひとつ無い、

穏やかで静かな、

強いて云えば、

無心の境地で居た自分を

手術が終わってから自覚するのです。

ですから、

手術後の筋肉と神経の高まりからの

一気に解放されるのでしょう。

放心状態で、

院長室の椅子に座り込むのが

習慣となりました。

で、

術後のレントゲンの現像が仕上がるまでの間に、

コイーバに火を点すのです。

煙草の害を悪の権化のように責められ、

肩身の狭い想いをする今日この頃です。

が、

パナテウスという銘柄のコイーバでの鎮静効果。

これはお許し頂きタイですね。

患者さんのためと覚悟を決めて、

メスを持っています。

リスク覚悟で臨んでいます。

こういう仕事は、

一種の気が普通でない状況だと思ってください。

私は仕事帰りには寄り道しないで、

まっすぐ帰宅し、

犬と遊ぶ位しかリラックスの仕方を知りません。

ゴルフもしません。

飲みにも行きません。

女性は、こわ~いですから。

今日の手術に備えて、

コイーバを1本、

デスクの上に置きました。

良い薫りが楽しめますように。

インプラント手術後の麻痺に対して

インプラントの埋め込み手術を終へ、

普通であれば、

もうしばらく待てば、

いよいよ美味しい食事ができる!と、

期待に胸膨らむ頃の患者さんがお越しになりました。

私の患者さんではありません。

他の歯科医院でインプラントの手術を受けた方です。

唇から頬の下部分の麻痺が、

私の診療所へお越しになられた理由です。

当然、執刀医には症状をお伝えしたようでした。

が、

腫れが治まったら麻痺は治るの一点張り。

日が1日、1日と経過し、

抜糸も終わり、

手術後の腫れもひいたのに、

症状は一向に改善する気配はない。

不安になって、

再び、執刀医に症状を申告したら、

ヤッパリ、

腫れが治まったら麻痺は治るの一点張り。

で、

不安が極度になったのでしょう。

とても、とても、

深刻顔で座っておられました。

こういう場合には、

レントゲンでの検査は当てになりません。

CTでも同様です。

インプラント手術の合併症である神経の麻痺は、

インプラントが神経を圧迫接触しているのは

稀であるからです。

画像上で、

インプラントと神経の接触が視れたなら、

救いはあります。

インプラントを少し浮かして、

神経との接触を取れば良いからです。

が、

多くの場合は、

粘膜剥離の際に、神経を傷つけた。

または、

ドリリングの際に、神経を傷つけた。

こういう場合には、

画像上での証拠は残りません。

患者さんの診察から、

患者さんの仰る言葉と症状、

丁寧な触診、

丁寧な視診、

本当に診察の基本の基本に立ち返って、

診断するしかありません。

で、

最終的には私は、

粘膜をもう一度開いて、

骨に傷が無いか?

そこまでして確定診断をします。

患者さんへは、

未だに粘膜に術後の炎症が残っていることを伝へ、

粘膜が火照っているという表現で、

静めてから始めましょうと。

待つのも、大切な治療なのだと

お伝えしたのです。

歯科治療は色々な行程を踏んで、

治療が執り行われます。

その際に、

どのステップかにおいても、

0点であれば、

掛け算となり、

全てが水の泡と化してしまうのです。

だからこそ、

厳しい自己評価が大切なのです。

この患者さんですか?

大丈夫です。

私がなんとかしてみせます。