日別アーカイブ: 2017年2月20日

歯科医師の品格

他人から先生と呼ばれる人には

ろくな人は居ないと、

陰口を叩けれ無いように、

若い時分から気をつけて来ました。

多くの大人から、

その様に仕込まれましたので。

コレが良かったと、

今になって感謝しています。

この様な境遇にて歯科医師の新人時代を過ごせなかった方は、

本人的には幸せ気分、

傍目からすれば阿呆だと思われているのです。

長い期間を生きる事が、

人を大きく変えます。

ですから私らの世代になると、

自分の顔に自信を持たねばなりません。

厚化粧の年増とか、

バブリーイカサマ紳士だけには成りたくありません。

値の張るモノと良いモノの違いの判らない阿呆にだけは、

成らなかった自分を安堵しています。

コレもヤハリ周囲の大人のお蔭です。

私が、ごく一部の歯科医師とだけしか付き合わないのは、

賢くない、品のない人が多いからです。

治療を観れば、

治療内容と、その人の成りは比例していますもの。

 

 

気配り

トイレを観れば、

その店の気配り具合が判断出来ると、

私の経験から、

その様に信じています。

ですから私の診療所においても、

トイレの清潔さにはとても気をつけていますし、

それ以上に診察周りの清潔さを保っておりますので、

トイレの清潔さは最低限の当たり前だと。

患者さんが誰かトイレをお使いになられたら、

直ぐにベンザを拭き、

ゴミ入れ中を空っぽにし、

洗面所上を綺麗に拭くのが、

私の診療所の日常です。

診察がお一人終われば、

診察周りの清掃、消毒はスタッフが、

ですから自然と成り行きで、

トイレ掃除は私の仕事となります。

院長自ら?

と、お考えになるのは間違いです。

掃除は大切な仕事です。

患者さんに気持ちよく、

私の診療所の中では、

過ごして頂きたいと思いますから。

緊張と弛緩

昨日の日曜日は久しぶりにゆっくりと過ごしました。

朝から時代劇。

昼はマリリン、ラッシーを連れて近くのため池の畔を

時間をたっぷりかけての散歩。

久しぶりの温かな初春の陽射しを浴びて、

犬たちは大喜びでした。

で、

帰宅してからは、

時代劇。

夜の12時近くまで画面に釘付けでした。

こう言うサボりも大切だと思います。

後からグッと効果が効いて来ますもの。

論文や文献読み込みは仕事の一環です。

嫌がおうでも避けては通れません。

単に読めば良いのと云う代物でもありません。

完全消化が必要とされる読み込みですから。

ただ、

こればっかりでしたら、

脳ミソが受け付けなくなるんです。

仕事の長続きの秘訣は、

緊張と弛緩の繰り返しだと考えています。

緊張10に弛緩1位の割合で、

私は、そう考えています。

 

 

 

清々しい表情

とかく最近の若い者はと嘆きがちなのですが、

スケートの羽生選手の演技には、

この考えが間違いであると、

否、

若い人のエネルギーを思い知らされる感が在ります。

先ほどの嘆きなど忘れて、

若い人って素晴らしいなと。

スケート技術については全く判りませんが、

あの表情が良いじゃないですか!

私も、ああで在りたいと。

絶対王者って表現は上手いこと言うもんだと、

ただ、

周囲の大人は判ってるんでしょうか?

当の自分は精一杯頑張ってるんでしょうか?

二十歳過ぎの若者に、

絶対王者って酷じゃないかと思うのは

私だけでしょうか?

あんなに早く王者になったら、

後、何になれって言うんでしょう?

可哀想ですよ。

それにしても大人の都合を吹き飛ばすほど、

清々しい表現に、

心洗われる想いがします。

福岡から根管治療に通って下さっている患者さんの

最後の詰めの治療が在り、

今は朝の硬直した指先を解してのストレッチの最中です。

何の事は無し。

単にキーワードを叩いたり、

このブログを認めているだけなのですが。

それに加えて、

掌から指を伸ばしたり、

折り曲げたりの屈伸運動です。

午後からは大阪からの患者さんの

噛み合わせの治療。

歯の治療にて大きく噛み合わせが狂って、

肩や頚の痛みが強い患者さんです。

セラミックの修復処置をお受けになられていました。

白い歯であれば良いってモンじゃないですね。

噛み合わせ無視の治療でした。

大きく狂った噛み合わせから来る不快症状を回復させるのは、

とてもとても大変な作業です。

4回転何とかってテクニックに近い手当ての必要な治療です。

清々しい表情に、

患者さん、私共になりたいですね。