日別アーカイブ: 2017年6月29日

奥歯のダイレクトボンディング修復

アメリカ生活の長い患者さんは、

ある意味、

私は治療が楽です。

私の治療を理解して下さるからです。

治療を行うにも、

タイミングがあること、

治療方法の選択が医師の実力の大きな差であること、

治療には手間暇がかかること、

アメリカの歯科治療をお受けになられた方は、

既に、

日本の歯科治療に大きな疑問を持っておられます。

なんでもかんでもアメリカ至上主義ではありませんが、

良い処は見習うべきではないでしょうか?

今日の午後イチは、

奥歯のダイレクトボンディング修復でした。

古い修復物の下に沢山の虫歯が残っています。

虫歯検知液を使って、

丁寧に、丁寧に、

虫歯を取り除いて、

ラバーダム防湿です。

で、

修復前準備を整えて、

お口の中で直接に材料を盛り上げてゆきます。

最近では、

歯の形に彫刻するよりも、

針の先に、

材料を盛り付けて、

ビルドアップしながらの

形造りが多いのです。

で、

完成!

ダイレクトボンディング修復の後に、

私は患者さんにお礼を云うのが常となりました。

あ~、楽しかった!

ありがとう。

と。

遊び心を満たしてくれるダイレクトボンディング修復が

私は好きです。

私のブリッジ

【高松インプラントセンター】と標榜して

20年位になりますから、

歯科医院の挙動を熟知する大手の歯科技工所さんから云わせれば、

私の診療所のインプラントの症例は

相変わらず多いのだそうです。

が、

私はインプラント治療と云うのは、

最後の砦であって、

ブリッジや義歯で対応できる場合は

好んでインプラント治療以外の治療手段を採用しているのですよ。

歯科医師と云う仕事は、

あくまでも【歯の番人】ですから。

また、

親から貰った歯を極力に残したいと願うのが

当たり前ではないですか?

今日、ブリッジの完成する患者さんがお越しになられます。

一見、違いなど判らないでしょうが、

製作過程において、

様々な【仕掛け】を仕込んでいます。

ブリッジの土台となる【歯の癖】を

私は実際に触って、

見抜いているからです。

歯の将来像など、

今、患者さんにお伝えしても、

信じて頂けないでしょうから。

私の【読み】が正しい場合においても、

私の造ったブリッジが長持ちできますようにと、

先の先を見て、

私は技工物を製作しています。

で、

先ほど、

ブリッジをセットし終わりました。

患者さんは安心しきって、

喜んでくださりました。