日別アーカイブ: 2017年9月5日

世界中の誰もが自分を賞揚しても

私は独り静かに満足して座っている

世界中の誰もが私を見捨てても

私は独り静かに満足して座っている

ホイットマンの詩作です。

心に泊まりました。

変幻自在

上顎の無歯顎症例のインプラント症例。

今日の手順は歯型採りです。

同様のついこの間の患者さんとは、

全く違う歯型採りの方法を採用しました。

同じように見える症例であっても、

患者さんの個体が違いマスから。

同じ手順を行うことの方がオカシイのです。

プロですから。

症例の【癖】、【あや】を察知し、

変幻自在に治療手順に彩りを添える。

私は、

そうしています。

 

型破り

幼い頃から、

何をしでかすのか判らないと

周りから思われていることなど

とうに気づいています。

私は伝統は重んじますが、

慣例には囚われたくありません。

これは、

【型】に入ることが第1の基本でありつつ、

【型破り】の芸を生み出すことが

仕事の大きな意味でもあると思っているのと

全く同じ意味のモノです。

新聞も読まない。

読書も時たまに。

それが今の普通であるならば、

私は海外脱出の準備に取り掛かります。

無神論が普通であるならば、

物質至上主義、

あるいは、

資本至上主義社会の、

垢まみれな生き物しか育ちません。

大切な心を見失ってほしくはありません。

 

セラミッククラウンのもと

オールセラミッククラウンでも、

メタルボンドクラウンでも、

大切な【もと】が在ります。

それは【形】です。

この写真は、

私の診療所では普通に患者さんに使う

【仮の歯】を造る1過程です。

この手順は、

セラミッククラウンなどの【本歯】を造る際の手順と

全く同じです。

仮の歯であっても、

【形】は、

本歯への大切な情報の根拠であるからです。

蝋を盛り上げて、

彫刻し、

イメージと、

機能、

審美に沿った【形】を

丁寧に造り上げてゆくのです。

この操作をワックスアップと言います。

私はこの操作を

とても大切にしています。