日別アーカイブ: 2017年10月21日

心軽やかに

今日も今から手術なんですけど、

いつまで経っても、

メスを持つ前は緊張するモンです。

で、

書棚から古い文庫本が目に入り、

パラパラと頁を捲っていました。

白州正子女史の【ほんもの】

と云う文庫本です。

後ろ表紙が破れているほどに、

昔に買った本です。

元来、

女性蔑視では決してありませんが、

女性の書かれた文章を馴染めません。

ソレハ男とは違う匂いが文章に現れているからかもしれません。

が、

女史の文章に違和感を感じませんから、

私の思い違いかもしれません。

女史の認めたる文章に

心と脳髄が解れて、

リズム感ある手術手当てが出来そうです。

手術の後は、

ダイレクトボンディング修復です。

今日もいっぱい楽しめそうです。

未熟者

私は患者さんと長話するのが好きです。

わざわざ私を選んで下さった患者さんを

好きなのは、

人間が出来ていない私ですから、

当たり前かもしれません。

昨日の患者さんとは、

いっぱいお話ししました。

これから長いお付き合いになります。

まだまだ、いっぱいお話しを聞かせて頂けるでしょう。

人生の大先輩からのお話しは、

患者さんの大切な身体を与る医師にとって、

大きな大きな肥やしになるのです。

治療の後、

患者さんの御令嬢をお迎えにお越し頂きました。

私と同年の女性でした。

明確な方でした。

私はいっぺんで、

この御令嬢のファンになりました。

爽やかな人だなと。

治療には、

ご家族のご協力が必須です。

この御令嬢なら、

お母上を気遣って下さると、

安堵したのです。

と言いながら、

帰宅して、

疲れが吹き出しました。

患者さんの身体に優しい手術に努めたからでしょう。

マリリンの頭を撫で、

直ぐに床につきました。

で、

大寝坊!

9時半前まで眠っていたのです。

診療所に電話を入れて、

宮田君、寝坊しました!

直ぐに行きますから!

あぁ、未熟者は相変わらず。