日別アーカイブ: 2017年11月16日

自分の身体よりも患者さんの身体の方が大切だから

若い歯科医師から求められて、

私の診療姿勢、

これも私愛用のカールツァイスの

拡大率が大き過ぎ、

今は廃盤となった8倍の拡大鏡を使っての

ワンショットを送って下さいとのこと。

で、

これです。

焦点距離が異常に小さいことから、

私は大きく屈み込まねばなりません。

頚が確実に傷みます。

色んな拡大鏡も持っていますよ。

が、

精度を追及するには

カールツァイスしか残りませんでした。

この時は今日お見せした奥歯のダイレクトボンディング修復の際の

歯面処理液を使っている最中です。

決して誉められた治療姿勢ではありません。

が、

自分の身体より、

患者さんの身体の方が大切なんだと、

良い方へとご理解下さい。

奥歯のダイレクトボンディング修復の可能性

凄い状態でしょ?

コンポジットレジン修復されておられます。

小臼歯のコンポジットレジン修復は形態不良。

大臼歯のコンポジットレジン修復は割れてますね。

小臼歯と大臼歯の間の大きな隙間、

どうする積もりだったのでしょうか?

最後方の歯は根の治療の最中。

ここで、

この患者さんは担当医を観限ったのです。

転院されてお越しになられました。

この患者さんは一口腔全体で、

治療計画を立てて計画的な歯科治療の必要がある症例です。

その場しのぎの治療は、

歯があっても、

快適に噛めないってことになりかねません。

今日は大臼歯のダイレクトボンディング修復を行いました。

コンポジットレジンの詰め変えだけでなく、

大幅に歯の形態を変える積もりです。

普通であれば、

セラミッククラウンを大概の歯科医院からは

お勧めされるに違いありません。

この段階でのセラミッククラウンは危険です。

歯列全体のコントロールが不十分だからです。

【削る治療】よりも【盛りあげて+】の

ダイレクトボンディング修復の出番です。

ラバーダム防湿下の無菌的治療は

虫歯の治療には必須です。

虫歯の治療、

神経を採る治療、

根の治療、

いずれも歯の内部を触る治療において、

ラバーダム防湿をしないのならば、

治療してもらわないのが良いでしょう。

また、

ラバーダム防湿をしないのならば、

保存治療などしてはなりません。

コンポジットレジンを除去しました。

褐色の部分が虫歯です。

虫歯検知液にて、

感染した虫歯のみを、

丁寧に丁寧に、

取り除きます。

で、

清潔な歯面に、

私の処方の手当てをして、

ダイレクトボンディング修復しました。

歯の概形のほとんどは、

素材を直接、

口腔内にて歯に盛りあげて創ります。

どうですか?

次は、

小臼歯のダイレクトボンディング修復。

で、

次いで、

最後方歯の根の治療の間に歯の位置を少しだけ動かせる

手当てを加えて、

連続した歯列を獲得してゆく積もりです。

今日のダイレクトボンディング修復は1本で1時間30分。

患者さんも大変ですよ。

長時間の歯科治療ですもの。

 

まっすぐ帰宅する訳は

診療が終わったら、

真っ直ぐに帰宅する訳は、

玄関戸の内側の土間にて、

マリリンが尻尾フリフリ。

そこから

もう、

まとわりついて。

自宅の2階部分がリビングなのですが、

階段を登ると、

ご覧の通り。