日別アーカイブ: 2017年12月19日

それでもセラミックのクラウンを選びますか?

2週間ほど前に、

装着した上の奥歯のブリッジの、

今日1番の状況です。

診療所にお越しになられて直ぐに、

お写真を撮影させて頂いた所見です。

ブリッジ前方の2本はメタルボンドクラウンにて、

最後方歯はの噛み合う面は、

あえて金属にて修復させて頂きました。

光っている点がアチコチに

見えるかと思います。

下の奥歯と、

咀嚼した際に、

睡眠中の食いしばり、

歯ぎしりした際に、

接触している部分が、

あえて光るように金属のクラウンに仕掛けしています。

何処が接触しているのか!

一目瞭然でしょう?

診療の際にも、

当然、

噛み合わせのチェックは行い、

随時、調整しています。

でも、

カーボン紙の厚みがいくら薄くても、

噛み合わせのチェックなどは、

1日の全ての上下の歯の接触が確認できる筈もなく。

特に、

上顎の最後方臼歯には、

大きな梃子の力が掛かります。

とても、

微妙な調整が必要な歯です。

セラミックだと、

こういう仕込みは出来ません。

ですから、

私は上の奥歯の修復には金属が好きなのです。

 

歯科治療って面白い

夜更かしするのが

大人の証であると云う勘違いしてた

若い時分には、

空が白み始める頃に、

大通りを歩き、

家路に向かっていた記憶を

この頃、

床に就く時に、

しばしば思い出すのです。

圧倒的な体力とは、

ありがたいモノだと。

無茶なことでも、

旺盛な体力に裏打ちされた精神力で、

制圧できたモノです。

今ともなると、

そんな体力はありませんから、

経験から身に付いた知恵を操ることと、

勘、

そして度胸で以て、

前へと、

前へと、

進んでゆく質は、

今でも変わりありません。

不思議と、

好奇心だけは昔のままのようです。

治療においても、

通常の経過と違う場合には、

これまた、

興味の芽がムクムクと。

だから、

歯科治療って面白いんです。