月別アーカイブ: 2018年1月

最高品質の歯科技工物

歯科治療において、

歯科技工士さんの協力は

無くては成り立ちません。

私の診療所では、

2件の歯科技工所さんにお願いしています。

1件は県内。

もう1件は県外の。

県内の歯科技工士さんには

主に義歯関係と日常のセラミッククラウンを。

県外の歯科技工士さんには、

大がかりな修復を依頼しています。

歯科技工士さんは、

通常は技工所にて模型の上での作業が主です。

でも、

私と仕事を一緒にして下さる歯科技工士さんは、

コミュニケーションをより良く得られるように、

度々、

私の診療所へお越しになられます。

で、

院内の技工室にて、

ご覧の通り。

現在、

私の診療所には常勤の歯科技工士さんは雇用していません。

歯科技工士さんの教育を長い間関わり、

悟ったのです。

私の診療所から巣だった歯科技工士さんは

総勢6名です。

私が三枝歯科で学んだ事を履歴書に書くことを

認められる歯科技工士さんは、

女性歯科技工士1名のみです。

歯科技工士さんの教育に懸ける時間は

私には無駄だと結論つけたのです。

カリスマ技工士さんに依頼する方が、

断然、

ストレスが懸かりません。

できる人は出来るんです。

私の診療所の卒業生の仕事を

患者さんのお口を通じて、

視る機会もしばしば在ります。

何を学んでいったのやら。

視る眼と、

視る前段階での知識不足、

視る心構えがなかったのでしょう。

不肖の専門職を養成したことが

私の少ない後悔の一つでもあります。

現在、

私の診療所の歯科技工は最高品質にあると確信しています。

 

 

折り合い

旅に出たいと、

不意に、

思う時がありませんか?

一人旅という言葉は、

耳に心地よい響きが在ります。

が、

私には一人旅が、

独り旅という具合となり、

そんな淋しい旅など

したくはありません。

犬でも良いので、

連れが居ない旅を

淋しがり屋の私は、

したくても出来ないのです。

これは質ということになるのだと思います。

仕事に於いても然別。

食べてゆくための収入を得るために働く。

このような考えは、

私には到底に理解できません。

何処に生きる生き甲斐を持つのでしょうか?

ただ、

女性に関しては、

出産、育児などの様々な、

我が子への最も影響力のある母親の大仕事が在ります。

子供の良い点を伸ばす目線と感性で、

常に子供たちに接する訳です。

子供の情緒形成に母性が必須だからです。

人の生涯として、

これほど立派な仕事はないと

私は思っている訳です。

しかし、

社会進出する女性も増えました。

そのような土俵に於いては、

男女の区別はありません。

働くということは、

人生の時間の大半を消費する訳ですから、

働く姿勢というものに対する考え方は、

とても大切だと思います。

仕事においては、

多くの方々との関わりあいを持ちます。

相性の合わない方も、

当然居られるでしょう。

それも、

後から振り向けば、

大きな糧となりました。

望むこと、

憧れること、

それと、

本来の自分の性格。

そのマッチングが上手くゆく場合、

無理すればできる範囲、

到底に無理だと諦める範疇。

この辺りの折り合いを着けることが

大切なのでしょうね。

 

散財

昨日、

神戸市へ出向いた際に、

家具屋を見つけ、

ついつい、

店内へと。

診療室のデスクの上の模様替え。

洒落たランプでしょう?

と、

カエルのペン立て。

幸せが還るのだそうな。

それは患者さんには、

かけが得ない大切なことだと。

平蔵の近況

私の身体の何処かに、

常に接しているマリリンですから、

外出しても、

全く心配ありません。

ただ、

歩き難いですが。

この方は、

そうはゆきません。

もっぱらマイペースな質なようです。

車では、

指定席は助手席と、

ご自分で勝手に決めている様子。

ドデカイので、

動きが鈍いのかと思えば、

それは大間違いです。

猛ダッシュ!

凄いですよ。

地響きたてて疾走しますもの。

私では到底、追い付けません。

危ないじゃないか?

大丈夫なんです。

マリリンとラッシーがもっと速く駆け走り、

両から鼻先で、

制止してくれますから。

ご本人は、

不貞腐れて、

地面に寝そべって、

ヒィヒィ息きらせながら、

走り寄る私を、

上目遣いで見ています。

 

能天気

神戸市から夜も更けて、

帰宅した直後、

ハッと、

思いだしたかのように、

机に向かい、

気がつけば、

朝。

今日お越しになられる患者さんの手当てを前に、

頭に点灯したかのように、

ある閃きがあり、

古い専門書を完読したのです。

毎日、毎日を、

職業としてだけの治療に勤しんでいても、

それは無意味な人生の浪費だと思うのです。

ある医師との会話にて驚いた記憶が在ります。

なんでも、

その医師は、

医師免許を使うことで

収入を

より多く得られるように工夫する日々であるそうな。

医師とは、

単なる道具に過ぎないのだとか。

仰け反り返って驚いたのです。

私なんぞは、

歯科医師免許を有効に使うなどとは

凡そ考えたこともなく、

むしろ、

歯科の不思議さに魅了以上、

振り回されている現状。

収入は、

序でに就いてくる程度にしか

深くは考えたこともなく、

経営者目線からしてみれば、

不可解、

あるいは、

疑心暗鬼になりかねない、

理解不能で生意気な奴なのでしょう。

しかし、

当の本人たる私は、

かくの如く、

能天気。

歯が面白い、面白いと、

無邪気に玩具を手にした幼児の如く。

もう今日の患者さんの御出が

待ち遠しいとだけ。

私の診療スタイルを観て、

真似ができるものならば、

やってみぃ!

そんな気概で走って来ました。

歯とは、

男の人生の全てを懸けるに値する

本当に魅力ある器官です。

旧約聖書は、

【初めに言葉が在った】で始まります。

その言葉を発する口腔を専門とする歯科医師は、

常に神と共にあったのかもしれません。

だからこそ、

私は歯の仕事に就けて幸運であったと。

 

 

 

 

私とカトリック

3月31復活祭の夜、

高松市桜町カトリック教会にて、

洗礼式に臨みます。

約1年近く、

岡山県笠岡市の教会と、

高松市桜町教会のお世話になり、

洗礼の準備を進めて来ました。

同じカトリック教会でありながら、

笠岡市教会と桜町教会では

細かな処で、

違いが在ります。

笠岡市の神父さんは長崎の御出身。

聖母マリアさまを大切にされ、

厳格なミサを主祭されておられます。

多くのミサに参加させて頂きましたが、

笠岡市の山口神父さまのミサが、

私は一番好きでした。

ただ、

高速道路を使っての片道2時間、

しかもミサは午前9時半から始まります。

毎朝6時には出発せねばなりません。

しかも週末は半分以上、

県外出張の私の暮らし向き。

連日、

手術や研究に追われる私には、

体力的にはキツかった。

私にできることと言えば、

毎朝、

ミサのCDに逢わせての日々のお祈りを続けること。

カトリックからユダヤ教関連の書籍にて、

自分だけでできる【読む勉強】に勤しむことでした。

桜町教会は、

自宅と診療所の通勤路の途中に在ります。

神父さまのご厚意にて、

水曜日の夜、

個人的に勉強を教えて頂いています。

何故、カトリックへと?

私の昔を知る人は怪訝な顔で問いかけます。

私は、

もう1度、

圧倒的なエネルギーを燃やそうと思っています。

歯科医学へのエネルギーです。

もう若くありません。

それでも、

歯科医学の未知なる領域にチャレンジします。

遠回りする時間は残されていません。

ぶれないように、

心の支えをカトリック信仰に見いだしたのです。

医療人に信仰は必要だと思います。

人を愛さねばなりませんから。

 

考える治療

仕事のあと、

関西へ。

1月も、

もう終わりますね。

2月に入ると早々に上京し、

後半はシカゴへと。

4月からは頻繁に、

新潟へと行き来する予定。

忙しい事って、

ありがたいですね。

今日も1日、

【考える治療】に没頭することになるでしょう。

よし!今日も頑張るぞ!

20代の志をと

昨夜はマッサージを受けて来ました。

久しぶりにお越しになられた患者さんが、

時候の挨拶が終わるや否や、

先生!お顔がお疲れ過ぎよ!

チョッとは、

お加減なさらないと。

それを横で聞いていた宮田君も、

去年から先生は無理し過ぎ!

カトリックに改宗するに際して、

私には決めたことが在ります。

嫌なこと、

辛いこと、

受け入れたくないこと、

これらにも意味が在るのだから、

文句は吐かず、

呑み込んで、

受け入れようと。

が、

元来は沸騰するヤカン、

疾走中の蒸気機関車、

それが私の性格です。

そこを真逆にしようってンですから、

無理してるんでしょうね。

が、

私も55です。

初老と言って良い年齢になりました。

他人眼から観ても、

ミットもない幼児のような大人の男の多いなか、

絶対に、

あぁにだけは、

成りたくありません。

穏やかに生きる。

ひたすら夢に向かって生きる。

その夢が、

歯をもっと識りたい。

歯で本当に困っておられる患者さんの

お役にたちたい。

その夢だけに残った時間を費やすことに

私は腹をくくったのです。

が、

少々、

忙しい私ですから、

一気呵成に進める傾向に、

55の身体には堪えたのかもしれません。

マッサージの最中、

私は爆睡していました。

で、

帰宅して、

赤ワインをグラスに一杯。

朝は快調に目覚めました。

そんななか、

注文していた書籍が届きました。

心の栄養材が得られ、

私は20代の志を取り戻すに違いありません。

 

一礼

次から次へと、

新しい患者さんがお越しになられます。

私の仕事は、

歯で本当に困っておられる方へ、

丁寧な手当てを尽くすこと。

一生懸命、

考える手当てを、

そう意識しながら、

過ごしています。

でもね、

面白いですよ。

診療室に入室する際に、

入り口にて一礼する私です。

診療室は神聖なる場であるからです。

あれ?

患者さんも、

知らず知らず、

同じようになさっておられます。

歯科医師たる私の姿勢が肝心なんだなと。

今日も頑張るぞ!

新しい出会い

年々、忙しくなっています。

自然と、

新しい出会いにも恵まれます。

書物においても。

 

人はしばしば

不合理で非論理的で自己中心的です。

それでも許しなさい。

人に優しくすると

人は、あなたに何か隠された動機があるはずだ

と非難するかもしれません。

それでも人に優しくしなさい。

成功すると

不実な友と

本当の敵を得てしまうことでしょう。

それでも成功しなさい。

心を穏やかにし

幸福を見つけると

妬まれるかもしれません。

それでも幸福でいなさい。

マザーテレサの言葉です。

さぁ、今日もバリバリ頑張るぞ!