日別アーカイブ: 2018年5月14日

手の感覚

通常の診療において、

素手で、

手当てしています。

感染防止のためのゴム手袋を

私は装着していません。

ゴム、ラレックスの数ミクロンの厚さが、

手当ての感触に

差し障るからです。

患者さんの診療をお受けする際には、

採血を含めた内科対診を

お願いしています。

感染症を含めて、

患者さんの内科的な詳細は、

私の側では完全に把握してから

私は治療に着手しています。

ですから、

私も安心して、

素手で腕を奮えるのです。

回転スシ屋で、

素手で寿司を握る機会を観る事はありません。

ブカブカのラテックス手袋で、

サッサと手際よく、

その光景に違和感を感じません。

が、

鮨職人の芸を売り物にする店では、

逆に、

手袋はあり得ませんね。

お客さんの側も、

そのような店で、

職人さんがラテックス手袋はめて、

鮨握るなんて、

思いもつきませんよね。

私は歯の職人ですから、

手先の皮膚1枚の感覚を大切に考えています。

情熱のブラッシング.トレーニング

歯科治療の基本はブラッシングです。

ブラッシングを疎かにする歯科医師は、

ブラッシングに泣く羽目になります。

プラークコントロールという言葉が一般的になりました。

それでも、

日本人のプラークコントロールはまだまだというのが現実です。

患者さんに対するブラッシング.トレーニングを

私はとても重要視しています。

治療にお越し頂く度に、

毎回、毎回、

治療の初めに、

ブラッシング.トレーニング。

これは三枝デンタルオフィスの普通の治療の流れになっています。

現実は

歯の修復治療を行うに際して、

患者さん個人の持つ【噛み合わせ】を

尊重しつつ施術できる場合と、

歯列矯正治療を先行してから、

修復治療を行う方が望ましい場合があります。

患者さんの側からすれば、

その辺は認識されておられません。

歯科医師にとっても、

その線引きは難しい問題ですから、

当然の事だと思います。

そもそも、

歯に修復治療を施す事を前提に、

口腔を神さまはお造りになっておられません。

修復治療は自然に反する

矛盾をはらんだ、

致し方ない行為とも言えましょう。

ですから、

歯科医師たる私は、

修復治療を行うに際して、

悩みに、

悩むのです。

夜、

寝床から布団を跳ね起きる機会も

たびたびあるのです。

歯を長持ちさせたいと、

その想いに、

日々の診療にモガイテいるのです。

治療の結果、

本当に喜んで下さいます。

それが私の原動力です。