日別アーカイブ: 2018年10月6日

私のインプラント症例数

最近、

患者さんの統計処理の必要があり、

私のインプラント症例数が正確な判りました。

31年の数字です。

9643本でした。

統計学的には、

98パーセントの成功率でした。

上の奥歯部分の成績が1番悪く、

96パーセントの成功率でした。

下の前歯部分の成績が最も良好で、

99パーセントでした。

どこかの歯科医院のホームページで、

私は全く失敗はありませんとありました。

アレは完全に嘘か、

患者さんが他医院に、逃げた結果、

本人が知らないだけでしょう。

私はゴルゴ13ではありません。

骨との結合を失ったインプラントはありました。

インプラント周囲炎の症例もあります。

骨との結合を失ったインプラントについての考察は

既に出来ています。

抜歯を私がしていない部分のインプラントです。

これは、

インプラントを除去し、

再び、

インプラントをトライして、

完全にインプラントと骨の結合は回復しました。

抜歯の際の掻爬が大切なことが示唆されます。

インプラント周囲炎についての対応が、

これからのインプラント治療の課題だと考え、

日々、

研究しています。

長期的に安定した状態で歯を残すために

私は【歯科保存学】専攻で、

歯科医師の道に入りました。

そこから、

さまざまな過程を30数年を経験し、

母校の付属病院の臨床教授を拝命しました。

その所属が総合診療科であることは、

私にとっては、

大いに名誉であると思っています。

歯を長持ちさせるために、

さまざまな手当てを尽くす。

これが歯科医師の第1の使命です。

歯周病に関し、

私の診療は、

完全に出来上がっています。

先ずは、

徹底的な歯磨きのトレーニング。

序で、

徹底的な口腔の清掃。

で、

時々の、

噛み合わせの調整。

そして、

歯周外科です。

術前の歯茎です。

この写真から、

炎症歯肉が診えないならば、

歯科医師として、

目を肥やす必要があるでしょう。

歯周外科は、

炎症で腫れた歯肉に行ってはイケマセン。

この程度まで、

歯肉を整えてから。

それが歯周外科成功の秘訣です。

メスを入れ、

歯茎を開いて、

汚れを徹底的に清掃し、

歯の根の表面を研磨し、

骨の形態を整えます。

で、

縫合です。

これで、

歯周ポケットは完全に除去され、

あとあと、

磨きやすい歯肉環境が整備されます。