日別アーカイブ: 2019年4月4日

9連休だとぉ~?

新しい天皇陛下の即位の祝日は例外として、

このゴールデンウィークの9連休は、

日曜日以外は、

私は診療を休みません。

世間で云う長い休暇の時を利用して手術を受けたいという患者さんや、

長時間を必要とする難症例の根管治療、

手間暇かかる噛み合わせの治療、

そんな治療に充てる積もりです。

私は手先を使う職人です。

9連休も頂いたら、

手許の【勘】が戻りません。

ソレに、

急に困った方が居られたら、

どうするんです?

私は自分の患者さんに

休日診療所へ行って下さいナンて、

口が裂けても言えませんよ。

一般の方々よりも、

私ら医療人は、

あらゆる面に於いて、

優遇されています。

私は・そう感じています。

何処にお金を頂いて、

相手から、

ありがとうございますと・

言われる仕事がありますか?

私が歯科医師というだけで、

私の患者さんでもないのに、

先生呼ばわりして下さいます。

こういうことって、

普通ではありません。

世間一般が休んでいたとしても、

医療だけは機能していなければなりません。

私は・そう考えています。

 

継続の証拠

学生諸君や後進の歯科医師たちに

語り続け、

見せ続けてきたことがブログの更新です。

私はそう考えていますし、

私の信念でもあります。

【続けていくこと】

途中で、

躓いても、

転んでも、

起き上がって、

【続けていくこと】。

ソレが歯科医師たる専門職の責務だと考えています。

仕事でさえ・そうですから、

ブログの更新くらいは、

屁の河童だと。

毎日の診療、治療資料の考察、

治療計画の立案、

治療のためのトレーニング。

本当は暇ではありません。

で、

私は物書きが職業ではありません。

でも、

決めたことです。

きっかけは、

今は日本歯科大学新潟生命歯学部の学部長をお務めになられる

藤井一維教授が、

全身管理科の教授へとなられ、

序でに教務部長へと。

教務部長というのは、

大学での学生教育の最高司令長官とでも言いましょうか。

その際に、

三枝さん、学生たちにメッセージを。

毎日、毎日、

申し訳ありませんが、

ブログを使って、

メッセージを送ってやって下さい。

ですから、

もう10年少々になりましょうか。

大学では、

彼を学部長と奉り、

私は一切の私情も、

異論も唱えたことはありません。

が、

学内から1歩出たら、

ねぇ・三枝さん、

おい・藤井ぃ~!

日本歯科大学伝統の上下関係の徹底で、

親しく街を散策するんです。

だからこそ、

三枝・藤井の男と男の約束ですし、

親御さんからお預かりする大切な学生さんへとの

コレもまた・大きな期待に応えないとなりません。

ですから、

続けてきたンです。

歯科医師としての修練も、

コレと全く同じナンですよ。

【続けていくこと】

コレは、

諸般全般における基本だと考えています。

 

 

 

 

 

最低でも・15年経過くらいは診てからの治療計画を!

数年前から、

新しい患者さんが絶えません。

綺麗にして欲しいというよりも、

助けてくれぃ!

そんな悲鳴と涙で、

お越しになられる患者さんばかり。

共通するルールに嫌でも気がつきます。

インターネットでの【SEO対策】に長けた

ホームページでの宣伝上手な歯科医院で治療を受けた方々ばかり。

【○○専門医】とか【○○を得意にしております】

【○○症例数】を誇っております!

が、

壊すんが専門でねぇか!

この女性は、まだ40歳ですよ。

治療が終わって、

ナンと2年も経過していない!

下顎の歯の無い部分は、

高松市内の○○インプラントセンターなる歯科医院で、

綺麗な歯を抜歯。

歯科医師が抜歯した最中に、

綺麗な歯ですねぇ!

と、

抜歯鉗子で掴んだ歯を観て、

嬉しそうにしていたそうな。

上の【見事】なセラミック・クラウンの数々と、

とんでもない位に長が~い【セラミック・ブリッジ】。

見事に土台の歯根は折れてます。

この治療は、

県内近郊市の○○インプラントセンターでの治療。

正直、

唖然とする反面、

私は寿命まで、

痴呆症になっても、

脳梗塞の後遺症が生じても、

この方々の、

おつむと・手先には負けないでしょう。

コレはナンだと思いますか?

セラミッククラウンの脇の歯肉に、

ごぼうが刺さっているのではありません。

折れてバラバラとなった歯根の1部が、

歯肉から突き出てるんです。

お気の毒ですが、

こういう状況に至れば抜歯です。

歯科医学は進歩しています。

ファイバー・ポストにしても、

セラミック・ワーク、

ジルコニア・ワーク、

修復治療も変化しています。

ただ、

ソレは万能の治療方法ではありません。

近代歯科医学150年の原理・原則は変わりません。

新しい素材や技術に振り回されることは愚かです。

新しいモノを、

どのように組み込んでゆくのかを、

考えて、考えての治療が大切ナンですよ。

私は臆病者ですから、

最低でも15年経過くらいは診てからじゃないと、

安易には、

何事も信用しないんですよ。