月別アーカイブ: 2019年5月

私の歯科治療

歯科矯正治療が終了した患者さんの

修復治療を

矯正専門医から依頼されます。

矯正治療は、

歯の位置を移動させることは・できますが、

歯の【形】を変えることは・できません。

歯を移動させた後に、

上・下の歯が・シッカリ【嵌合】するために、

成人矯正治療においては、

修復治療は必須です。

私の歯科治療の基本は、

歯の連結しないこと。

成人矯正の症例でも、

個々のクラウン修復は、連結しません。

でも、

位置の・後戻りもありません。

その秘訣は、

設計を考えに・考え抜くことです。

昨日の患者さん。

模型分析は、

患者さんの目の前で、

一緒に行います。

説明しながらの作業を。

で、

チョッと・待った!

どうやら、

顎関節が圧迫した状態での現状の様子。

歯科治療って・パズルみたいなモンナンです。

考える時間下さいと。

判ることは・正確に伝える。

判らないことは・正直に伝える。

で、

真剣に考える。

これも・私の歯科治療です。

 

紫外線対策

どうも今年の夏は、

例年よりも・熱くなりそうな気配。

寒さが苦手、

猛暑は・もっと苦手という

ひ弱な私は、

熱中症対策を真剣に準備し始めたのです。

帽子は当然のこと、

手袋!

この手袋の手当てが・案外と大変ナノです。

なぜ男の私が、

夏に手袋?

患者さんのお口に入る・歯科医師の掌や腕が、

紫外線にヤラレタ・

シミだらけ・という訳にはいきますまい。

清々しい手を保つのは、

歯科医師としての最低条件です。

そんな・こんな

たわいもないこと・

でも、

プロの性なんじゃないでしょうか?

進化・

他人目からすれば、

毎日・同じことの繰り返しに

観えるんでしょうね。

よく・飽きませんね?

とか、

何が楽しいンですか?

果ては、

アスペルガーの傾向がアルンだそうな。

あぁ・そうかぃ!

私からすれば、

1つのモノに人生を賭ける。

幸せ者だと感謝しています。

一件、

同じような所作に見えても、

私は必ず、

工夫しています。

何処かを・変えているンです。

相当【考える】って

気をつけていないと、

ソレこそ、

同じことの繰り返しの、

無意味な時間の浪費に・なってしまいます。

どんどん、

私の歯科治療は【進化】しています。

気構え・

手術あと、

器具を丁寧に洗浄して、

滅菌パックに詰め、

オートクレーブ滅菌器とエチレンオキサイドガス滅菌器の

スイッチを入れて、

手術着を脱いだら、

夜も10時を・少しばかり回った頃合いでした。

静かな夜でした。

が、

既に太陽は顔を出して、

街は動き出しています。

いつもより早めに自宅を出て、

ガソリンスタンドへと出向き、

洗車と室内清掃する私。

ジッとしてない奴だと、

自分でも。

疲れた時こそ、

気持ちの切り替え時。

通勤の車が綺麗に手入れされていると、

気持ちも、

パシッと・

糊の効いたYシャツみたいに・なるでしょっ!

昨今・流行りのクール・ビズ。

私の流儀にはあいません。

だって、

日本人の容貌に、

全く・似合ってないと思います。

ピシッとネクタイとスーツ姿か、

完全カジュアル・スタイルで纏うか。

中途半端は日本人には向いていないと思っています。

ピシッとした姿で、

スマートにハンドルを握る。

ソレでこそ・

良い仕事が・出来る【気構え】になるんだと。

出来る男って・のは、

自分の努力で造っていってこそ、

大変な時間の経過とともに、

出来上がってくる、

自分の作品ナノかもしれませんね。

臆病者

今日も、

セラミック修復治療の他に、

手術が2症例ほど。

毎日毎日を、

メスを手にする生業です。

慣れなど・ありませんよ。

執刀中は、

不思議と、

勝手に手が動いてるんです。

でも、

手術の直前まで、

武者震いって・云うンですか?

そんな・モンナンですよ。

だからこそ、

ブログを認めたり、

文献に目を通したり、

治療していない僅かな時間でも、

落ち着きなく、

何かしら・作業してるんです。

本当は、

臆病者ナンです。

電子書籍の否定派

中学3年の娘への歴史のお復習いの中で、

読書の意味について・

ついつい、

熱が入って・力説していたノです。

あなたが大人になった時、

たまたま、

パパの蔵書に目がゆく事があるだろう。

その時、

本の背表紙のタイトルが目に入る。

で、

何の気なしに、

引っ張り出して、

頁を捲るかもしれない。

いいか!

あなたの視線が追う活字を、

確かに、

昔・パパも追ったのだと、

思い出して欲しい。

同じように、

あなたの視線に入った本のタイトルも、

昔・パパが、

なにかしらの心の琴線に触れて、

お金を出して・買ったモノだと云うことを。

其処に、

血の繋がりを感じて欲しい。

何故、

その書籍に興味を抱いたのか。

その時、

あなたの環境は?

あなたの悩みは?

あなたの心情は?

其処に、

生きた活字の強みが・アルンだよ。

電子ブックだと、

そんな情景・ないわな!

いいかぃ?

人はいつか・死にます。

それでも、

生きた軌跡を、

遺した書籍からでも、

子どもたちへの、

決して声にはならないノだけれども、

メッセージを送りたいモノなんだ。

ソレが、

男の親ってモンだ。

【常在戦場】

山本五十六元帥の遺した書を

私は大切に、

毎日、毎日、

何度も、何度も、

視界に入れるのが、

呼吸と同じ行為・になりました。

医療人である私ですが、

東郷平八郎元帥、

加藤友三郎大将、

山本五十六元帥、

山口多聞中将、

小沢次三郎大将、

などなど、

尊敬する人物は、

帝国海軍の将校の面々。

戦艦大和の特攻出撃の際に、

艦と伴に散った・伊藤整一艦長の家族への遺書も、

何度・読み返したのか判りません。

其処に、

紙に文字を書いて、

残すという、

大変重要な行為を、

人は便利さ優先の言い訳で、

粗末にしているように思います。

反論もあるでしょうし、

記録保存的観点からは、

データー化の優位性は認識しています。

しかし、

ソレは専門家なり国の業務だと思います。

人が学ぶ時代には、

絶対に、

背表紙のある書籍であると、

古い私は・そう信じています。

 

日課

当たり前のこと・ナンですが、

夜が明けて、

日が暮れる。

目覚めて、

眠る。

その時間軸の中で、

日常は繰り返されるノです。

時たまの・イレギュラー。

たかが・しれたモンです。

だからこそ、

繰り返しを丁寧に綴ることが・

生きる意味ナノかもしれません。

毎朝の日課に、

ご先祖様のお仏壇の

花瓶の水を変えたり、

花を活け替えたり、

お供え物の饅頭を交換したり。

饅頭は、

遠い記憶の中で生きる祖父母や叔母の

好物だったモノを、

つい、

買い物袋に入れています。

お茶は、

京都の【一保堂】の煎茶と焙じ茶。

之は、

私の好み・ですが。

熱いお茶をお供えし、

蝋燭と香を灯したら、

ついつい、

独り言を喋っているンです。

ご先祖様に聞こえているのか・いないのか?

そんなことは判りません。

が、

男って・そういう生き物ナンです。

ひとり語り・

ソレで、

平衡を保てるのだと思います。

 

 

師と呼べる・歯科衛生士

今では・大きな顔してマスが、

私の歯科医師としての・第1歩を思い出すたびに、

穴に埋もれて隠れたい心情になります。

経験も・技術も・知識も・無い癖に、

夢イッパイで、

希望だけは人一倍強かった。

当時、

大学院に学ぶ歯科医師の1年目は、

アルバイト禁止だったのですが、

規則は破るモンだ・

ヤンチャ坊主の私は、

大学院の学費や生活費を稼がねばならず、

隠れアルバイトを余儀なくされるほどに・逼迫した経済危機でした。

歯科メーカーのエンジニアには、

何故か?可愛がって貰いました。

今でも、

音を聴くだけで、

回転する歯の切削用タービンやエンジンの

回転数はドンピシャで当たります。

彼らからの【技】の伝授のお陰です。

一升瓶を片手に、

エンジニアの処にお邪魔するんです。

で、

酔わせておいて、

いろんな事を教えて貰ったモノでした。

彼らの酔いが有頂天になった頃合いで、

アルバイト先をお願いするんです。

雇う側の歯科医師は、

卒業したての大学院生など・必要ありません。

まだ歯科医師としては、

何の役にもたたないノですから。

其処を、

ソレなりのエンジニアが頭を下げて・お願いしてくれるンです。

本当に・ありがたい境遇でした。

半年も経てば、

アルバイト先は数軒、

抱えていました。

そんな中、

新潟県小千谷市の阿部歯科医院との出会いがありました。

エンジニアからは、

先生、此処でOK貰ったら、

儲けモノですぜ!

非常に厳しい先生ですから。

歯科医師としての大切な基本プラス大きなαを

此処のご夫妻はお持ちでいらっしゃる。

私の知る限り、

名医ですぜ!

先方には、

一応、会って頂けるようにアポは採ってます。

そう聞くと・俄然ファイトが湧く・若さがありました。

面談開始の・いきなりに、

片手煙草を唇から放し、

フゥ~っと、

煙を私の顔へと。

仰け反っちゃいました。

これが生涯の歯科衛生士の師と仰ぐ、

阿部孝子歯科衛生士との出会いの幕開けです。

とにかく・なんにも期待していない。

来て、

自分の身体で・学びなさい。

歯科医院は女性ばかりで、

先生が退屈だから、

まぁ、先生の話し相手みたいで良いわ!

そんな感じで、

〇〇さんから、お願いされたから、

私もお断りできないのよ。

でも、

続くかしらっ?

これが当時の私の真の姿です。

医院の中で1番役立たずは私です。

出された仕出し弁当を食べる時には、

誠に肩身が狭かった!

日払い日当は沢山頂けたんですが、

ソレを受け取る自分が惨めでした。

だって、

相応のお役にはたってませんモノ。

せめて、

便所の掃除と、

患者さん用のエプロンと、

スタッフの白衣のアイロン掛けを、

昼食後の昼休みに、

惨めな想いで・ヤラセて頂いてました。

イッパイ、

患者さんの前で注意を受け、

私用の連絡ノートを作って頂き、

私のミス・至らない処を

たくさーん指摘した箇所を、

通う都度に、

惨めな想いで、読んでいました。

こんな私でしたが、

クビにはなりませんでした。

私は良い歯科医師になりたかったですから、

自分よりも実力のある専門職には敬意を払っていました。

いつかは、

スタッフから私に歯を診て欲しいと言われるように

そのレベルにまで至るぞ!

私の患者さんへの触れ方、滅菌に対する厳密さ、

麻酔の方法などの、

名医の歯科医治療の基礎は、

私を細かくチェックする阿部孝子歯科衛生士のお陰です。

大学院を後半になると、

垣根もなくなり、

本当に充実した診療を勉強できました。

今日の私の歯科治療の【足腰】は、

此処で鍛えられたノです。

開業する際には、

準備の目録を頂きました。

これは歯科医院の仕入れのレシピ・なんですよ。

私の診療所のオープン前夜、

ご夫妻、スタッフともどもで、

新潟から寝台車を乗り継いで、

駆けつけて下さり、

器材の洗浄・消毒・滅菌作業を

私の診療所で実際に行って下さり、

改良点のアドバイスを頂きました。

私は誓ったノです。

ソレなりの歯科医師に至るまで、

御無礼しようと。

これは一見・無礼な所作かも・しれません。

でも、

判って下さると・

私らなりの信頼関係がありました。

アレから20年以上。

日本歯科大学から臨床教授の辞令を頂き、

新潟へ最初に出向いた際に、

再会に先生を訪問したノです。

手をついて、

今まで、本当にありがとうございますと。

阿部孝子歯科衛生士は、

まぁまぁ、先生、

お食事を予約してルノよ。

桜満開よ。

と言いつつ、

奥方の頬には涙が流れていました。

先生は、

アレから、

どう生きてきたの!

どの先生との出会いがあったの?

話しは尽きません。

今では、

材料で私の欲しい手に入らないモノがあると、

阿部孝子歯科衛生士に電話するんです。

既に70をお越しの様子。

でも、

名歯科衛生士は健在です。

私の質問には、

調べてでも、

返事が返ってくるのです。

優れた歯科衛生士は、

技術力・知識・患者さんへのいたわり・

全般・群を抜いてるんですね。

私の大切な師です。

 

 

 

 

男って・辛いですよね

私は14歳年下と

2度目の再婚をしました。

既に15年以上・昔のことですが。

ですから、

今の娘たちとは、

孫の子ほどの歳の差があります。

子育てにも適応期ってモノが・あるのだと、

しみじみと感じています。

体力の差と、

世代間の差の大きさ、

時代感覚の差、

そして家では、

女性4人、

その内3人が思春期で

プラス1名は更年期?

で・あることからの

喧騒さ。

仕事で・張りつめた気持ちで帰宅するんですが、

女性4人の日常は、

うるさ~い!

ノボセそうになる時も・あります。

年に・ごくたまに、

帰宅恐怖症になることも。

そんな時には、

ひとりで、

静かな割烹へと出向き、

心を休めるのです。

で、

もう1軒、

小さなカウンターで、

小鉢と1合だけ。

禁酒の一時中断も、

まぁ・自分への褒美だと。

この間は、

1軒目が1万7000円程度だったと思います。

2件目は1万円で、お釣りがありました。

良い割烹へと、

私なりに奮発したノです。

爆発するよりは、

外で頭を冷やす。

年に数回、

片手にも満たない日々が、

精一杯の、

気晴らしです。

私なりの贅沢ナンです。

でも、

その後の締め付けには閉口します。

使途不明金をめざとく察知した敵の頭の中に浮かぶのは・

女の影!

以前にも、

リゾートホテルの会員権の営業からの電話を、

東京デートクラブと聞き間違えた家人は、

罪のない私を、

責め立てたのです。

晴れて、

デートクラブとリゾートクラブを

聞き間違えた事に気づいた瞬間、

ヤバイ!

と云う表情を一瞬したものの、

今からさかのぼること・18年前の何月何日、

天候は雨だった。

あの時、

あなたは、

どうのこうの…。

絶対に、

自分の非を認めないのが、

男と女の大きな違いです。

私にも社会的立場ってモノを

この歳ですから、

十分に認識しています。

今さら、

ねぇ~?

映画の名作が、

アレだけの長期間、

ヒットし続けた訳が・

本当によく判るンです。

作家の遠藤周作氏が、

生前、

名台詞を残されています。

女房の苦情には、

誠心誠意・ひたすら拝聴させて頂く振りをする。

その間、

何周でも、

山手線の駅の名を順番に、

心の中で唱和する。

 

 

自分の波動

ダイレクト・ボンディング修復の積もりが、

虫歯を除去している最中、

フムっ?

と、

【勘働き】が働いて、

ダイレクト・ボンディング修復は適応症でねぇな!

即座に、

メタル・インレー修復のデザインに切り替えたのです。

そんな・こんなで、

30分少々・時間的余裕が生まれました。

夕刻に迫る・手術群。

今日のメイン・メニューです。

その時間に、

私のエネルギーが頂点に達するようにと、

精神集中のために、

再び、

ブログを認めています。

自分の中の【波動】を、

いつ、

どのように、

何処まで、

持ってゆくのかが、

プロゆえの・自分コントロールなのです。