日別アーカイブ: 2019年5月9日

面目・丸潰れ

中学高学年の英語のリーダーの教科書って、

こんなに良かったンですね!

私ん処のオテンバ姉妹は、

私がカトリックであることから、

本人たちの意思とは全く関わりなく、

ノートルダム清心中学校へと、

始発電車に乗って、

大変お気の毒ですが、

毎日倉敷市へと通っています。

で、

時々、

宿題する際に、

パパ、横で一緒にチェックして頂戴!

娘の頼みです。

眠たい瞼にマッチ棒を支え棒にしててでも、

テーブルの横に座っています。

どれどれ?

最近の読み物は、

アメリカ合衆国が独立至る過程を、

さまざまな登場人物を通して、

興味深く、

上手いこと・書いてるんです。

ついつい面白いので、

当の私が、

ほぉ~!

そうだったんだ!

知らなかった!

先日はジョン・ハンコック氏を通して、

独立戦争前夜のキッカケを上手いこと書いていました。

ジョン・ハンコック・センターって処が

ニューヨークにあってな!

ほら、パパがニューヨークに学会で行くだろ。

会場は其処なんだよ。

判りきった物識り顔で話したら、

パパ、ソレは違うでしょ!

ジョン・ハンコック・センターはシカゴじゃない!

???

ナンでお前が知ってるん?

何・言ってんの!

パパ、一緒にビルに登ったじゃない!

そうでした。

 

気づきの教育・

私が早寝・早起きしていることを

皆さんがご存じですから、

早朝には、

お電話を頂くことが多いですよ。

昼間は、

大学病院の先生から。

今はテレビ電話がありますから、

遠隔地であっても、

其処にいるような錯覚するくらい、

詳細が判ります。

また、

患者さんとも、

直接にお顔を拝見しながら

お話しできますので、

親密な距離感での

歯科治療ができるようになりました。

テクノロジーの進歩の恩恵ですね。

ほぼ終日、

このように過ごしています。

ルーペをかけて、

序でに、

頸から2本、

眼鏡をぶら下げてる姿に、

大学病院で研修中の学生諸君や新人医師たちが

笑うんです。

私ですか?

モニターを横目に、

仕方ねぇだろぅ?

君らとは、もう歳が違うんだから。

まぁ、見た目は若い、気持ちも、

君らと変わらンがね!

そんな風に返すんです。

みんな笑ってます。

で、

先生、次はいつお越しですか?

私の患者さんの予約表・観て下さい。

ナンで?

先生に診て頂きたい事があるんです。

いいよ!

私は若いヤツらが・可愛くてなりません。

今の若い奴はとは思いません。

若い奴は、

混沌とした・この時代を

精一杯に、

生き方探しの旅に出たばかりですから。

私らが、背中を圧してやったり、

手を差し伸べたり、

灯台の灯火となり誘ってやったり、

同じ目線で、

考える診療をすることに

気づきを与えねばなりません。

そうやって、

医師を養成してゆくんです。

三枝先生、

10年かかって、

やりましょう。

学部長の声が聞こえるのです。

社会から必要とされる歯科治療を。

 

歯型彫刻

虫の知らせと云う言葉が・あります。

ふとした際に、

ハッと。

ハラリと、

落ち葉が枝から離れて、

地面へと舞う瞬間が

脳裏を過ぎる時、

事実は判りませんが、

祈りを捧げる。

そんな経験が誰しも・

在ろうかと思います。

出勤し、

何時ものように、

何時もの順序で、

診療の準備や診療所の掃除をしている

その最中に、

ふと、

手を留め、

立ち止まり、

祈りを捧げたのです。

人それぞれに・

いろいろな表情がありますように、

歯にも・

いろいろな表情が在ります。

仕事柄、

歯の些細な表情に、

手探りで、

その原因と状況の把握に

四苦八苦し、

日々を過ごしてきました。

石膏の塊を握りしめ、

彫刻刀を手に、

ひたすら歯の顔を造る作業が、

私なりの、

毎朝の仕事始めの準備体操となって、

15年近くになりました。

人の一生、

歯の一生、

歯科医師である私にすれば、

大きな荷物を背負った仕事に、

後悔する日を過ごす事・たびたびありました。

仕事との縁、

関わり過ぎた時間に、

にっちも・さっちも行かなくなった

直進するしかない戦艦の想いに

もがく日も・たびたびです。

しかし、

私は人が好きなのでしょう。

歯が好きなのでしょう。

今日、

また1本、

彫刻が終わりました。