日別アーカイブ: 2019年7月17日

弟子

何事にも・順番というモノがあります。

治療においても、

着手する治療の種類が違えば、

決定的な致命傷になることも・あります。

人生においても・そうです。

先人は・先人たる真摯な姿を

後進に見せてこそ。

弟子にしても、

師を凌駕するほどの旺盛なる情熱の火を

灯してこそ・弟子というモノ。

大切な弟子の不幸に、

食事が止まって・しまいました。

それでも、

私は仕事柄、

治療に励まなければ・なりません。

舞台を務める役者と・同じです。

因果な商売だと・

今日という日は・つくづく・

そう・思いました。

夜更けに、

変わり果てた姿で、

弟子は見つかりました。

脈が微弱ですが、

残っていたので、

救急搬送されてゆきました。

弟子が学生時代を過ごした街にまで、

彷徨ったのです。

夫婦間のことには・

云々・言えません。

ただ真面目な男だっただけに、

まともに・奥方の言葉を受け取って、

消化できなくなった・のでしょう。

家庭では、

大概は男は孤立します。

どう・事後解決を計ろうか。

出掛けて、

ご家族と話ししようと・思います。