日別アーカイブ: 2020年4月1日

インプラントの埋入手術

今、

インプラントの埋入手術が・終わりました。

後期高齢者の部類に入る(私は・この後期高齢者という単語が嫌いですが)

女性の患者さんです。

下顎の奥歯の欠損部位に、

インプラントを複数・埋入しました。

無事に・終えて、

患者さんと・楽しく談笑していた処です。

この程度の小手術においては、

私は・一人で、

ささっ・と、

執刀して・しまいます。

手術助手、

外回りの助手、

3名態勢ってのが・普通だと思います。

手術に入る前に、

私は【虎の眼】で・資料に眼を通します。

解剖学の書物でも、

お復習いを・欠かした事は・ありません。

その上で、

何回も・何回も・イメージトレーニングを行い、

頭の中で、

手術を行ってから、

器材の準備態勢を・整えるのです。

使用する器材は、全て清潔域にセッティングし、

患者さんを・迎えます。

手術の間は、

私は【無の境地】で、

心に1点の・曇りも・ありません。

清々しい・気持ちで、

患部を・縫合し終わるのです。

こんな事・言うの・ごめんなさい。

我ながら・上手い!

弟子たちから、

オペを・お一人で!

誰が・出血をバキュームするんです?

だって、

前もって、

手当てしてるから、

そんなに・血・でないもん。

ドリルの際の・冷却水は・どうするんです?

左手で・すれば・いいやん。

粘膜の排除は・どうするんです?

君の左手には・指が何本・あるんヤ?

5本もあれば、

器具の2本くらい・使えるやろ。

みんな・ビックリされるンですが。

歯医者って・指先の器用なのが・取り柄なんでは?

根管治療だって、

私は・ほとんど一人で・します。

だって、

あんな・細か作業、

アシスタントには・見えませんもの。

私は歯科治療が・好きで・続けてきました。

だから、

精神集中が必要な時こそ、

一人になりますよね。

ソレと・同じですよ。

歯科修復治療の基本の【き】

歯科治療を行うに際して、

患者さんから・求められる部分だけに、

眼をとられていたら、

あとから・大きなトラブルを招く事が・あります。

噛みにくい・

なんか・噛めない・

顎が痛い・

セラミックが直ぐに割れる・欠ける・

歯が痛い・

などなど、

そのトラブルは、

その患者さんに潜んだ・問題点によって、

さまざま・です。

ですから、

治療に着手する前に、

徹底的な【診査】が・必要ナンです。

パナデント咬合器による、

噛み合わせの診査です。

初診の患者さんの口腔内には、

ほとんどの場合、

歯科医師の手が・介入しています。

その治療過程を・私は見ていません。

ですから、

私自身の眼で、

客観的な評価を行う必要が・あります。

また、

私自身の治療においても、

修復治療の・さまざまな過程で、

この【再評価】作業を・行います。

微妙な・狂い・ズレ・誤差に、

私が気づいていないかも・しれないから・です。

治療に際して、

注意深く・

自分を・他人の眼で確認するような・冷静さ。

ここに歯科治療の【基本】が・あります。