日別アーカイブ: 2020年5月29日

生きる

父が・召されて、

もうすぐ1年が・来ます。

もっと・息子らしく・接してあげれば良かったと、

後悔しています。

性格的には・全く逆の・父息子でした。

価値観も・生き方も・全く逆の・父息子でした。

ただ、

私も歳を経る度に、

声が・大きくなりました。

聞こえ難くなったのか?

それとも、

考え事が増えて、

耳に入らなく・なったのか?

ついつい、

声が大きくなったと、

家族から・疎んじられる機会が・増えました。

そのような時、

少し・傷つきます。

父に、

恥ずかしいと言った事を・後悔しています。

食事の好みも、

父に・似てきたような気分に・なる機会が、

時たま・在る今日この頃です。

毎日、

お仏壇の・お世話をしながら、

話しをするのが・日課になりました。

複雑な・想いです。

ただ、

一家の家長としての自覚と責任が・無かったという

私の父の人生への評価は・手厳しいモノですが、

ソレはソレで・良いのだ、

父には・父なりの・やむを得ない事情が在った事として、

責める気持ちは・毛頭・ありません。

せがれも、

いつか私の生きた結果について、

手厳し評価を下すでしょうから。

人が生まれて、

生きて、

死ぬ。

ただ・ソレだけの・事です。

でも、

死んでも、

誰かの・記憶の中では、

生きてるんです。

ソレならば、

一生懸命・丁寧に・生きるべきと、

そう・思うンです。

だからこそ、

歯科の仕事にも、

情熱の灯火が・衰える事は・無いのです。

 

視点

大学卒業を前に、

卒後の進路は、

大いに・悩みました。

都内の著名な開業医に就職し、

鍛えて頂くべきか、

卒後研修のトレーニング・センターに進むべきか、

大学病院に就職するのが・無難なのか、

それとも、

大学院へ進み、専門領域を決めて、

その分野を掘り下げてゆく・べきか。

で、

結局は、

大学院で歯科保存学を専攻する・博士課程を・選んだ訳です。

元来・私は、

口腔外科に誘われていたんですが、

入れ歯に・最も興味が・あったンです。

学生時代から、

著名な入れ歯の・開業医の名医に、

可愛がって・頂いていましたから、

そこで、

修行を積む事も・できました。

が、

私は・対極に在る・歯科保存学を専攻したのです。

これには・訳が・在りました。

歯科保存学を・歯科医学の【王道】であると、

歯科保存学が・歯科の根幹であると、考えていたからです。

後に、

歯周病の外科治療、

インプラント治療などの外科治療を学ぶ際に、

口腔外科的観点ではない、

歯科保存学的観点から・考える事ができました。

入れ歯治療についても、

好きこそ【モノの上手なれ】では・ありませんが、

これも、

歯科保存学的観点からの・入れ歯治療の根幹となりました。

蝋・ワックスの上に・人工歯を並べるンです。

入れ歯治療で・もっとも大切なステップです。

何度も・何度も・

患者さんの・お顔と比較し、

並び変えるンです。

私の感性と指先が、

患者さんの・表情を創るンです。

責任ある・緊張感ある・ステップナンですよ。

インプラント治療であれば、

インプラントの位置が、

この人工歯の配列場所で・決まってきます。

本当に・緊張感のある・治療ステップナンですよ。