月別アーカイブ: 2020年9月

勉強の・し直し

勉強の秋・と言われるから・かも・しれません。

スタート・ダッシュじゃ・ありませんが、

この処、

論文の猛読に・明けくれて・います。

何事も、

頭から・シャワーを浴びるくらいの・勢いで、

ひたすら・ドップリと浸かる時期が・必要だと、

事ある毎に、

弟子たちに・口喧しく・言っておりました。

新型コロナウィルスに対する対応と対策で、

始終・気が張っての・もう半年の日々。

巷は、

慣れたのか?

諦めなのか?

弛緩した・気配をも・感じるように・なりました。

まだまだ・コレから・なのに。

気が緩む事の・ないように、

世間から、

一歩・退くために、

隠って、

気合を入れた、

勉強の・し直しをと。

 

根管治療の模様替え

1日の気温差が・激しく上下し、

ともすれば、

体調を崩す気配をも・感じる・今日この頃です。

が、

私の日常は・いつもどおり変わりません。

先日、

日本歯科大学の江面教授との電話での・やり取りにて、

大いに・刺激を受けました。

根管治療の名人と唱われる・江面教授からの刺激は、

昨今の根管治療の風潮に対して、

日頃から・異論を唱える私にとって、

大いに・力付けてくれる・モノでした。

根管の解剖を熟知し、

生体のルールに沿った・細やかな配慮の基での、

根管治療に努める事の・大切さを、

名人は・冒涜に語っておられました。

風潮を・意にしない、

シッカリと・原理原則を身につけた、

名人って、

この国に・どのくらい・残って居られるのかと、

ふと、

考えてみたのです。

そんな事を鑑み、

母校の層の厚さを・しみじみと・感じたのです。

日頃から・24時間・思案していた、

根管治療の壁が、

一気に、

壊れた・瞬間でも・ありました。

根管治療の道具箱を、

今週、

一気に、

模様替えする・チェンジの時を迎えたのです。

更なる、

根管治療の高みに・挑むつもりです。

 

根管治療

先般、

恩師である・日本歯科大学名誉教授の川崎孝一先生と

電話で・長話に興じていました折、

先生が・ぼやいて・おられました。

昨今は、

歯の神経を取ったら・歯が折れるみたいに・言われますが、

アレは、

神経の取り方に・大きな問題が・在る訳で、

自分の専門分野を誹謗されたような気分に・なるんですよ。

私は、

ウンウンと、

大いに・同意していました。

根管治療と云う言葉も・一般的になりました。

でもね、

根管治療って・抜随とは・違うンですよ!

抜随は・神経を取る治療。

根管治療と云うのは・1度・誰かの手によって、

抜随が行われ、

その結果、

予後不良での・やり直しが・大半なんですよ。

ですから、

根管治療と云うのは、

サラッピンの・歯の神経を取るんじゃ・ないんです。

大概が、

セオリー通りの手順なんか・無視していますから。

ラバーダム防湿だって・しない治療が・多いようですから。

唾液に汚染されただけで、

感染根管に・なっちゃいますよ。

で、

治療効率を考えてでしょうか?

そりゃ、

歯冠部分を・ズバッと削れば、

見えやすい・でしょうが。

後の、

クラウン修復の際の・力学から考えれば、

馬鹿でしょう?

ニッケル・チタン・ファイル?

使い方を・考えての・拡大でしょうか?

根管が・拡がり過ぎ・なんですよ。

ぼやき・ながら、

毎日・根管治療しています。

別段、

ファイバー・ポストに・変えたからって、

歯根破折が・減る訳じゃ・ありません。

ファイバー・ポストも、

やり方が・キチンと・あるんですよ。

使えば・良いって・訳じゃ・ない!

この症例も、

ファイバー・ポスト修復の後に、

臨床歯冠延長手術を・行ってから、

クラウン修復に・着手します。

 

歯の治療って、

原理原則が・あるんです。

その・それぞれの過程を、

省いちゃ・イケマセンね。

 

便利に・し過ぎても

今、

自動車が・売れない・のだそうです。

私の世代の男は、

自動車には・ある種の・こだわりを・持っているんじゃ・ないでしょうか?

が、

今時の若い世代の男性は、

そのような・特別な感情が・無いのだと。

ただ、

今時の自動車って、

私は・面白味が・欠けるんじゃ・ないかと。

家電製品みたい・じゃないですか?

今度の・新型メルセデスのSクラス。

出来すぎ・でしょ!

これじゃ・電車に乗ってるのと、

変わらないじゃん・と思うのは、

私だけでしょうか?

だから、

自動車が・売れなくなったのだと・思うのです。

行き過ぎた・転ばぬ先の杖のような・手当てが、

モノの・魅力を・逆に・消している事に、

気づかないのでしょうか?

デパートが廃って、

イオンモールみたいな・大型量販店に軍配が・上がったのは

デパートが・デパートたる・無駄を、

どんどん・切り捨てた事に・所以していると・思うのです。

この間、

知人が・初めてイタリア車を購入したのです。

普段はメルセデスの彼が、

自分の通勤の足にと、

小回りの利く車と云う事で、

アルファロメオの試乗をしたそうな。

で、

面白い・じゃん・と。

自動車って、

ファン・トゥ・ドライブが・大事でしょっ。

人馬一体の・感覚。

彼は・それに・気づいたのです。

その1番の理由。

新型コロナウィルスの環境下で戦う・医療職だから・でしょう。

毎日・毎日を、

360度・パノラマの視界で、

医療行為に従事するって、

一般の方には・理解できないでしょう。

だって、

今は、

1年に有給休暇が何日あって、

1日の労働時間は何時間で、

過度の残業はブラックだ!

医療職って・そんな事言っているうちに、

患者さんが・死んだら・どうするんです?

自分を犠牲にして・初めて・成り立つンです。

医療職って・お金が儲かって・良いじゃないかと、

世のご批判は多々・あれども、

ご自身で、

日常の診療、

バックヤードの感染防止対策、

患者さんへのホスピタリティ、

スタッフ管理、

で、

診療が終わってからの・日々の勉強。

勉強って、

小学校や中学校・高校生の勉強じゃ・ありません。

患者さんの・命のかかった勉強ですよ。

歯科医師でも、

仕事が多様な・なりました。

また、

基礎疾患を持った・高齢者の患者さんも・増えています。

基礎疾患を十分に把握した上での、

歯科治療は、

患者さんの身体的ストレスを・極めて軽減できるんですよ。

その上に、経営。

やって・みて・下さい。

時給計算したら、

みなさんよりも、

随分と・低賃金な・筈ですから。

それでも、

診療を行うのは、

情熱・以外のは・ありません。

ただ私も・生身の人間なんですよ。

ファン・トゥ・ドライブで、

やっと・正気に・還れるんです。

そういう・切り替えの上手になった彼。

今後は・ますます繁盛するでしょう。

で、

私は・イタリア車とアメリカ車派です。

ただ家族の足は・ドイツ車って・処が、

自動車メーカーに対する・私の評価でしょうか?

 

 

謙虚さ・

朝の6時前の・高松市の街中は、

少しばかり、

肌寒く・感じます。

つい2,3日前までは、

刺すような・陽射しに、苦しんでいましたのに。

この急激な気温の変動と、

新型コロナウィルスに対する対処が・全く解決できていない状況に、

これから・いったい・どうなるんだろう?

と、

不安が・募ります。

医療職に就いて・30数年、

感染症対策については、

ある種の・自信がありました。

が、

正直に申し上げます。

新型コロナウィルスの出現が、

私の・この自信を・完全に覆してくれました。

一診療所では・到底・対応できる問題では・無いのだと。

社会全体との・関わり・と云うモノを、

つくづく感じたのです。

体力旺盛なる若者は、

自分は・関係ないのだと、

タカをくくって・いるかも・しれません。

でも、

その自分が、

知らず知らずのウチに、

身も知らずの・老人たちの、

健康被害の原因に・成るかも・しれません。

そんな事を、

社会全体が・自覚しなければ・なりません。

診療開始が・午前10時の・私の診療所。

何故に・そんな早朝に・出勤するように・なったのか?

人混みを・避ける為に・他なりません。

患者さんが・私に身を任せて・下さるのです。

私が・無垢でなければ・なりませんから。

そんな生活を・半年ばかり。

正直・疲れます。

寸分の気配をも・感じるようにと、

気をつけてきた・半年は、

心身を・疲れさせます。

進歩した科学の・限界を感じさせても・くれました。

人間は・謙虚に・ならなければ・なりませんね。

 

根管治療の王道

私の根管治療は、

ラバーダム防湿環境下で、

手用切削器具を使った・徹底的な感染物質の除去。

根管の拡大形成の【模範形】は、

川崎孝一教授の・流派通り。

で、

徹底的な根管内の・洗浄。

ケミカル・サージェリーと・表現しています。

で、

考える・貼薬。

最後の根管充填は、

ガッチャパーター・ポイントとキャナルスです。

若い歯科医師、お方からすれば、

面白みに・欠けると・お思いでしょうね!

しかし、

私は・この伝統的な手順を・頑なに・守っています。

私の根管治療は、

他から・回って来た症例ばかり。

さまざまな・根管治療の方法が・あるんですね・と、

ただ、

基本方法の完全理解の重要性を、

日々の根管治療から・学んでいます。

日本歯科大学の歯内治療学の基礎をお創りになられた

川崎孝一教授の・根管治療こそ・王道である。

私は・断言します。

67歳で・日本歯科大学教授を定年退職され、

20年の歳月をかけて・出版された・先生の著作が、

で、

先生、まだ続きが・あるんじゃないですか?

次作を・待ってますよ。

90歳を・とうに過ぎた恩師に、

私は仕事をお願いしたのです。

 

夢は・拡がる

台風一過で、

すっかりと・秋の気配漂う・今日。

何処かへ・行きたいな。

初老の私が・そう思うのですから、

若い人たちは・尚更・そうでしょうね。

人混みを避け、

自家用車で、

ひっそりと・秋の空気を・感じに出かけてみよう・かしら・と。

でも、

あ~・焼き鳥屋へ・行きたい!

天麩羅も・良いな!

鮨・食いてぃ・な!!

そんな処から・始まって、

ミナミの花月へ・行きてぃよ!

京都の南座へも。

果てしなく、

夢は・拡がるのです。

自覚していないのに

歯茎にポッチリが.できた!

てな訳で、

治療に着手。

凡その想像は.してたんですが、

素人の患者さんには、

理解してくださーい・って方が無茶な話しですよね。

実際の骨を見るまで。

で、

基礎治療を行なってから、

手術。

ジャ〜ン!

骨って・こんな風に・溶けるんですよ。

こういう時に・インプラントの出番です。

ササッと・テントの支え棒のように、

使います。

最後に、

骨に置換するマテリアルで覆い、

手術は・アッサリ・終了。

歯茎を視た時に・判るのは・ごめんなさい。

経験なんです。

新しいデンタル・ユニット

歯科治療の際に、
患者さんに・横たわって頂くチェアーを、
デンタル・ユニットと・言います。
唾液などを・吸引するバキュームや、
歯を・削る・タービンやエンジン、
エアーや水を使う際に使用するシリンジ、
などなど、
歯科治療に必要な装備を備えている、
歯科治療には・無くては・ならない、
大切な装備です。
若い頃は、
乏しい・開業資金。
国産のデンタル・ユニットを購入しました。
で、
患者さんの増加に伴って、
色んな国産メーカーのデンタル・ユニットを・使ったモノです。
何故に・色んなメーカーを?
答えは・単純です。
気に入らなかった・から・です。
1度・デンタル・ユニットを購入したら、
普通は15年近くは・引っ張るのが常識って処を、
2年おきに・交換していました。
自動車の世界と違って、
下取りは・ありません。
交換するたびに、
新たに・1から・デンタル・ユニットの全額を・支払う訳です。
もったいない!
そう・考えるのは・間違いです。
デンタル・ユニットで、
歯科治療する訳ですから、
デンタル・ユニットとの・相性が・とても大切なんです。
30半ばで、
現在のシロナ社、・当時のシーメンスを、
清水の舞台から飛び降りる・気持ちで、
購入しました。
私は初代です。
親の援助で・開業した訳では・ありません。
当時の価格で、
シーメンス1台で・国産メーカーのモノが4台は・購入できたと・思います。
シロナ社のエンジニアとは、
その当時からの・付き合いです・
現状・私のトリートメントセンターとなっている
デンタル・ユニットは・既に20年経過しています。
新品の国産メーカーのモノよりも、
装備も・造りも・シッカリしています。
私も・57歳です。
現在のデンタル・ユニットの寿命が来た際には、
次の新しいデンタル・ユニットを設備投資する元気は・ないでしょう。
ソコで、
こんな時期だからこそ、
私は、
新しいデンタル・ユニットに交換する事に・しました。
もちろん、
シロナ社の最高機種です。
ドイツ製の他社のモノも・優れモノです。
が、
私はカタログ数値だけで・判断しません。
メーカーの経済的体力、
日本法人の状況、
などなど、
総合的な観点から、
客観的に・判断します。
長く・新品同様に・使える。
ここが・デンタル・ユニットの・肝腎処です。
メルセデス派とBMW派の違い・よりも、
仕事に使う機材ですから、
もっと・複雑なのです。
今月の30日・10月1日は・休診に・させて頂き、
新しいデンタル・ユニットを設置します。
エンジニアは・当然、
井上技師を使命して・います・と云うか、
彼の方でも、
先生のユニットは・私が責任を持ってと。
静岡市から・自動車を走らせての・意気込みでした。
このように、
私の仕事は、
色んな方のご厚意によって・成り立っています。
ただ、
1流の・方に・限定していますが。
新しいデンタル・ユニット。
10月2日から・始動です。

歯科疾患の特殊性。

最近、

若い歯科医師からの・治療設計に関する・質問を、

頻繁に・受けます。

で、

気づいたこと。

どうやって・治すのか?

よりも、

先ずは、

どうして・このような状態に・至ったのか?

その・診断の重要性を・認識して・頂きたいと・思うンです。

単に、

痛みの在る歯に対する・対症療法では、

歯科疾患の・特殊性柄、

解決できない、

逆に、

深み・深み・へと・沈み込む・症例も、

多いのです。

そのような意味合いにおいて、

歯科における診断とは、

考古学の発掘調査に・似ているのでは・ないでしょうか。