日別アーカイブ: 2021年2月23日

綴る

私が・文章を書くようになったのは、

大学院に入ってからの事。

文献の翻訳から・始まりました。

指導教授から・返された原稿用紙は、

訂正の赤ペンで・真っ赤に・なっていました。

それを見た瞬間、

私の顔も・真っ赤に・なっていたんだと・思います。

恥じらい・プラス・怒り。

私の入った世界では、

教授を始め・先輩の言うことは・絶対服従。

今とは・雲泥の違いです。

不条理という・現実も・しみじみ実感しました。

そのような環境下で、

文を綴る・という行為を・学んだんです。

医療行為は・ある種の矛盾を・はらんだ行為です。

身体を傷つける行為によって・成り立っているからです。

その・やるせない日常を・解決するために、

さまざまなジャンルの書籍を読むことが・日常になりました。

それが、

私が文章を綴る際に、

大きな影響を持ったことは・間違いありません。

なぜ・このような話題に触れたかと云うと、

後進から・問われたからです。

働く・喜び

58歳を・迎えた・今日、

世間は・休日なのですが、

私は・診療しています。

これだけ・祭日が多いと、

患者さんの治療が・予定通りの段取りで、

できないので・困ります。

ですから、

診療所を・開けて、

と云う・塩梅。

しかし、

これは考えように・よっては、

幸せな・ことです。

歯科医師過剰の昨今は、

どこの歯科医院も・まるで商人のように、

血眼になって・患者集客に必死になっているとのこと。

ありがたいことに、

そのような・競争には・無縁にて、

好きな歯の手当てを、

マイペースで・行えているのですから。

歯と云うモノは、

誠に・奥深い・大宇宙のようなモノです。

何処まで行っても、

真実に・至らない処が、

私の興味を・そらさないのだと・思います。

宮本武蔵の言葉に、

万里一空という・何処まで行っても空は手に届かない、

歯科医学というモノも・同じ。

大変な・仕事に・就いたモンだと、しみじみ感じます。

母を引き取って、

凡そ2週間が・あっという間に・過ぎました。

今夜は、

熱めの・風呂に入れてあげようと、

この母あっての・私なのですから、

そんな事を・思いながら、

長生き・について、

なんとも言えない・気持ち。