日別アーカイブ: 2021年11月4日

心の・栄養

来年度発刊の・インプラントジャーナルの原稿に・苦しんでいました。

出版社の編集者、インプラントメーカーの社長さんなどが、

商業誌への・インプラントに関する出稿が・久方ぶりである私に気遣って、

過去5年分の・他の執筆者の原稿を送って下さったり、

さまざまな・ご厚意に大変・ありがたいと・感謝しつつ、

一向に、

私は・ペンを取ることが・できなかったのです。

なぜなら、

医療従事者に対する原稿は、

自己顕示のために・あるのでは・ありません。

これからインプラント治療に着手しようとする初心者から、

ある程度・症例を経験し、

悩みを抱えている・中堅どころ。

そのような歯科医師たちに、

難しくなく、

それでいて、

具体的に・実用できる・手当を、

隈なく・紹介することは・不可能であるからです。

それでいて、

何かは・必ず・体得して欲しい。

そんな気持ちが、

悩みを増幅し、

一向に、

構成が・まとまらなかった・のです。

が、

やっと、

昨日から、

一気呵成に・ペンを走らせています。

私の・インプラント歴は・1988年からですから、

約35年近くに・なります。

その過程を・時系列に記述し、

私のインプラント治療の・進化の過程を、

余すところなく・公表しようと・決めたのです。

たくさんの・症例は・お見せできません。

なぜなら、

私のインプラント治療は、

チタン製のネジを・骨に埋め込むだけの・類では・ないからです。

インプラント周囲環境の整備も・含めての、

包括的な・歯科治療の中の・単に1ステップが、

インプラントを・使っただけ・だからです。

このような・心境に至ったのは、

心に・栄養が・供給されたからに・違いありません。

で、

この栄養とは、

毎日・毎日の・患者さんとの・出会いなんです。

 

歴史から・学ぶ

頻繁に、

後進たち・から、

質問を・受けるんです。

皆・私にとっては・可愛いから、

丁寧に・お答えしています。

そういう時間って・楽しいのです。

ただ、

あるルールに・気づいたのです。

今・目の前に・在る問題・の解決にだけしか・見て・いらっしゃらないこと。

なんでも・そうなんですが、

手軽で・簡単に・なんて、

そんな虫の良い・話は・ありません。

インプラント治療なんかは、

1950年代の前半からの・論文しか・ありません。

しかも、

その後の30年くらいは、

スウェーデン学派の論文に・的をしぼって、

1980年の後半からは、

UCLAとか、

いろんなところ・から・いっぱい・出てるんですが、

その時々の・トレンドが・何であったか、

その後、

その時の・トレンドであった技法の結末が・どうなったのか?

たどって・行くと、

結構・大きな・根拠創りに・なろうかと・思います。

私の歯科医師としての・歩み。

正に、

インプラントの歴史と・共に・でしたから、

そういう意味においては、

私は・楽しましたね。

とにかく、

過去を・さかのぼって、

過去から・現在に向かっての・検証を行う・ことです。

過去を笑う者は・未来に泣く。

ジュリアス・シーザーの言葉です。