日本人として


中曽根康弘元首相の著作の、

興味深い・記述が、

私の学生教育の・基本方針と・なっています。

ソレは、

小学生期には、日常生活を送る心構えを・具体的に覚えていかせる。

家庭や、社会の中の【行儀の基本の型】です。

中学生期には、社会や国家と個人の関係についてを十分に・認識させる。

高校生期には、【志】を持たせる事が肝要です。

大学生期には、【使命感】というモノを与える。

社会的使命感・世界的使命感です。

その上で、

中曽根康弘元首相は、こう締めくくっておられます。

教育改革については・失敗したと。

昨今の若者たちと・接する機会も多い私です。

優れた・光るモノを持つ世代だと・思い、

日本も・まだまだ捨てたもん・じゃないと、

感じ、

逆に、

コチラが勉強させられる機会も、

正直に告白します。

が、

彼らを取り巻く・社会、

明確に申し上げますと、

逆に、

大人たちの方に、

多くの問題点が・在るんじゃないかと。

昨今のコロナウィルス騒動においても、

道徳、倫理、

ソレと、

自己の行動の【物指し】を自覚すれば、

毎朝、毎朝のテレビに登場する

素人コメンテーターの裏付けに欠けた無責任な言葉に

いちいち・左右されなくて・済むでしょう。

また、

私たち医療職の立場というモノを鑑み、

いかなる災害、風災の状況下においても、

煌々と灯りを・灯し続け、

病人を受け入れる【万全の準備態勢】で臨むべきは、

当たり前であります。

また、

一般の方々にも、

手当てを受けられる場所が、

医療機関であるという認識を、

もう一度・再認識して頂き、

医療機関に必要な資材が不足しないような配慮を

お願いしたいのです。

今、

日本人の道徳、倫理が問われているように思えてなりません。

先の【志】という単語ですが、

どうやら・死語になっているように・思えます。

少なくとも、

私が関わる学生たちには、

ぜひとも、

【志】と・【使命感】・【物指し】を、

身体全体に・染み込ませて、

社会へと・羽ばたいて欲しいモノです。