父の初命日


今日は・父の初命日です。

昨日の仕事帰りに、

百貨店へと出向き、

生前・父の好物であったろう食材を

お供え物に・しようと・買い求めに。

ただ、

おぼろげながらの・記憶しか・ないのです。

微かな記憶を・辿り・辿りの、

買い物でしたが。

酒を・全く受け付けない体質であった父ですから、

父息子で・盃を重ねる事も・ありませんでした。

早朝、

御仏壇に・昨日用意した食材を・お供えし、

香を焚き、

経を唱えながら、

御位牌に認められた・私の名付けた・戒名を眺め、

なかなかの良い戒名だな・と、

自分でも・感心する・馬鹿な私は・相変わらず。

今から、

墓地へと・向かい、

初夏の讃岐の風の中に立つ・父のために、

偶然・見つけた・父の写真を、

スコップで・埋葬しようと。

父、息子、

それぞれに・事情が・在ったのです。

流儀に違いも・ありました。

でも、

そんな事は・些細なこと。

今は、

心から、

清んだ気持ちで・供養することが、

私の生涯の・務めであることに・変わりありません。