人の力


医科病院の放射線科にCT撮影を依頼。

難しい症例の際には、

ここまでは・よく在る・話し。

最近のインプラント用コンピューターソフトの精度を把握すべく、

メーカーにCTデーターを渡して、

3D化しての、

手術を迎えたのは、

昨日の午後。

昨日の手術は・難しい症例です。

解剖学的に、

インプラントを埋入デキる部分に、

大きな制限が・ありました。

四面楚歌と云う言葉が・ありますが、

舌動脈・下歯槽神経・オトガイ神経、

そして、

幅の狭い・顎堤。

無歯顎の患者さんですから、

バランスの採れた・インプラント・ポジションでなければ、

最終修復物は・安定しません。

ところが、

3D化されたCT所見では、

オトガイ孔・以後の顎堤に、

インプラントの埋入デキる場所は・ありません。

こう言う際の私ですか?

全く・焦っては・いません。

そもそも、

3D化されたデーターを、

私は・全く信用していませんから。

下顎の骨を・イッパイ・視てきました。

素人眼には・誤魔化せても、

下顎の骨の【形態】の・違和感。

これは・肌感覚で・判ります。

コンピューターソフトは、

まだまだ・超精密では・ない・のだと、

画像を視れば、

判りますよ。

こういう際の手術は、

粘膜を切開して、

実際に、

骨に触れて、

実際に、

骨を視て、

基本に・還る事に・尽きます。

骨の表面を、

よ~く観察すると、

ここに、

インプラントを・入れてくれぃ!

そんな声が・聞こえてきます。

まだまだ・AIには、

負けませんよ。