歯根嚢胞に対する・根管治療


上の前歯の・レントゲン写真です。

歯根の先端部分に・大きな円を・描いたような

骨の・溶けた・所見が・見られます。

大きな・歯根嚢胞です。

あまりにも・大きくなり過ぎて、

裏側の骨も・溶かして、

ブヨブヨ・しています。

中途半端な・根管治療が・原因です。

セラミック・クラウンを外し、

注意深く、

金属製の土台を・外して、

息を・殺して、

丁寧に・丁寧に、

根管充填材料を・取り除いて、

いきなり、

ドバドバ・と、

膿と、

濁った血液が、

湧き出し、

どのくらい・出るんだ!

と云う・塩梅。

外科処置の際の・出血など、

問題に・ならない程の、

噴き出すような・処置の・後の祭り。

治るんでしょうか?

弟子達は、

レントゲン写真を診て、

不安・疑心暗鬼。

抜いて・インプラント?

根管治療は、

歯科保存学の基本の・き・です。

伝統的な・根管治療の・見せ所でしょう。

最近・流行りの・根管治療の手技に・嫌気で、

ムカついて・いた私の・負けん気魂に・火がついたのです。

ヒポクロに始まり、

ヒポクロに終わる。

恩師・川崎孝一教授の・口癖が、

聴こえて・きます。

伝統的な・手用切削器具である・リーマー、ファイルにての

メカニカル・クリーニングと、

次亜塩素酸ナトリウムと・過酸化水素水による交互洗浄の

ケミカル・クリーニングを・繰り返し、

根管の中が、

鮮明に、

マイクロスコープ視野から・望めます。

根管の中を・徹底的に・綺麗にすることに・専念!

で、

意図的に、

手先の・チョッと・した具合で、

加工し、

根管を形成して・ゆきます。

手当・という言葉を、

私は・大切にしています。