三枝院長・三國志を・断念す


昨年、新潟に参りました際に、

日本歯科大学の歯科放射線学の小椋教授と、

恒例の・古町グルメ認定医の実地試験の際に、

刺身を・つまみながら、

先生が、

ポツリと・語った内容が・脳裏に焼きついて・いたのでしょう。

先生は・大変な・読書家です。

論文や著作の・執筆の方も・立派なモノで、

私が・一目置く・大変な知性派で・いらっしゃる。

その先生が、

三枝先生、

私は・再び・三國志に・戻りました。

多くの作家が・描いた・三國志。

片っ端から・読破してるんですよ。

東京人の先生は、

新型コロナウィルスからの感染防止対策のため、

週末毎の・帰京は・断念されて・おられた様子。

で、

久しぶりに、

新潟から・自宅へと・帰京されたようで、

ほんの・数日・ご家族と過ごされ、

新潟に舞い戻ったのですが、

大学構内へは・入れないのです。

上京した職員は、

それが・東京キャンパスへの業務であれ、

新潟キャンパスへは、

1週間の・自宅待機を・余儀なく・過ごさねば・ならないのです。

先生は・単身赴任。

大学へは・徒歩5分のところに、

質素な・住まいを・構えて・いらっしゃる。

ご当人には・申し訳ありませんが、

構える・という代物では・ありません。

そんな住まいには、

電化製品は・洗濯機・ただ一つ。

それを・聞いた私は、

仰け反ったのです。

あのぉ・冷蔵庫は?

ありません。

テレビは?

ありません。

電子レンジは?

ありません。

電化ポットは?

ありません。

先生!一体・何が・あるんですか⁉︎

布団だけです。

ちゃぶ台は?

こちらも・やけバチになって・問いかけていたのです。

先生!家で・何してるんですか。

本を・読んでいます。

だって、

夜の11時くらいまでは、

余裕で・大学で研究していますから。

平然と・言い切ったのです。

筋金入りの・学者ですよ。

その自宅待機期間、

三國志あれこれ・だったん・です!

朗らかに・語るじゃ・ないですか!

私も・読書は・嗜みますが、

先生の・足元にも・及びません。

先生、良いんですか?

コロナウィルスへの厳戒態勢の中。

こんな所で、私と・のんびり・してて?

今日の・古町グルメ認定医・実地試験。

学内の現場の規則に・則り、

完全に・オッケー・です。

事前に・調べましたので。

現状4人まで・オッケー・ですから。

先生と・二人きり・なんで・問題ありません。

また、

会食場所は、先生の目に・かなった処。

流石、

換気のための窓のある個室、

価格からの・客層、

女将の・気遣い、

ここは、

下手すれば、医療機関よりも・安心でしょう。

その後は、

どんどん感染者が・増え続け、

これが・最後の機会と・なりましたが。

そんな時を・思い出し、

私も・三國志へ・挑戦したのですが。

これが・イケマセン・でした。

根が・善の塊、

良人の結晶を・自覚する私です。

それと、

かの国嫌いも・筋金入り。

頁を捲りながら、

人間不信に・なりそうで、

ヤッパリ・読むのを辞めて、

壁に・叩きつけたのが・最後です。

小椋先生とは・ウマが合うんですが、

三國志は・イケマセン・でした。