日々を 歯科に 埋没する


私の 技工のパートナーである 石三晃一氏の ご子息を

三枝デンタルオフィスで お預かりして

もう 1ヶ月 経ちました。

患者さんの 口腔内に 装着される 修復物は

無論 父上である 石三晃一氏が 製作します。

ただ、

歯科技工って 下準備が 沢山 あるんです。

歯型を 採って、

即 製作って 訳には ゆきません。

特に 私の 歯科治療は 特殊ですから。

息子が 父上が 技工する上での 下準備を

私の 監督下の元で 丁寧に 行って、

宅配便にて 父上に 送る。

息子が 梱包した 模型を 父上が 受け取り、

模型を 通じて

親子の 無言の コミュニケーションを 行う。

私は そのように 仕掛け たのです。

仕事において

親も 息子も ありません。

師弟関係を しっかり 構築させる。

これが 私の 長年のパートナーへの 恩返しだと 考えています。

この 犬歯が 日本のトッププロである 石三晃一氏の 作品です。

これが 私の プレパレーション。

それを 石見氏の 息子たる とうま君が 模型を 調整し、

父上が セラミックを 盛り上げるための ジルコニアフレームの

基礎を 製作します。

この 形を 私 石三晃一氏が 細かくチェックし、

何度も 何度も

造り直し させるんです。

かわいそう ですよ。

本人的には 真剣に 作ってるんですから。

しかし、

私と 石三晃一氏の 作品の 基礎部分です。

そんじょそこらの 歯医者の オールセラミッククラウンと

同じ クオリティで 出せる 筈ないでしょっ!

ジルコニアフレームが 完璧に 模型に 修まり

セラミックの 厚径が 均一に なるように

下準備を 徹底させるんです。

見えない 処にこそ 手をかける。

それが プロフェッショナル なんです。

暑い 日々が 続いていますが、

三枝デンタルオフィスも 熱い 日々を 消化しています。