お彼岸のお供え


折角の祭日ですから、ゆっくり朝寝坊と決め込んでいましたが、

腹を空かせたラッシーから、顔を長い鼻でつつかれたり、舐められたりで、

結局はボサボサ頭で独り、犬たちのお世話をさせて頂くことに。

朝の珈琲で一服するのも束の間で、

ヤンヤ!ヤンヤ!と娘たちが起きてきて

さぁ腹がへった!昨夜のシチューの残りだ、パンにバターだのと、

満腹になったら、今度は自転車で繰り出そう!

イヤハヤ、歳をとった父親にとっては過酷な1日が待っていそうだと覚悟したる私です。

一列に並んで近くをサイクリングしていたら、

先頭自転車が、なぜかトアル店の駐車場へと入っていくではありませんか。

最後列の私が自転車を停める時には既に娘たちの姿は店内へと。

御菓子造りの材料や道具類をお洒落に商いしている店で、

内心、ヤられた!と思ったのです。

先日、日本歯科大学の岡准教授の奥方から送られてきた娘たちへのプレゼントのなかの

御菓子つくりのハウトゥ本を穴が空くほどに眺めていた長女にまんまと嵌められたのです。

材料を仕入れたチビッ子ギャングたちに引きずられるように、

ママチャリで追いかけ帰宅した

調理助手の責務に!!!

色とりどりのドーナツと、桜の香しい桜餅の完成です。

ドーナツは娘たちの胃袋の中へと、

鮮やかな桜餅はお彼岸のお仏壇へとお供えされることになった次第です。

祭日は昼を過ぎたばかりです。

後どうなることやらと案じている処です。