其々の春


朝方の5時過ぎくらいに、文献に目を通していたら携帯電話の着信が。

こんな早くに、どうしたものだろう?と出てみたら、

大学時代の同級生からのモノでした。

受話器の向こう側で、泣いて泣いてには閉口しましたが、

ただただ聞いてあげることで、相手が少しでも楽になれるならばと。

こういう泣いている時には、吹っ切れていないモノです。

未練が沢山あるのだと判っています。

何時でも、何度でも聞いてあげるからね!と伝えながら、

まだまだ続くと思うよ!長いよ、シンドイと思うよ!とも念を押しておきました。

涙も枯れて、行くところまで行くと、視えてきます。

その間、ジタバタするのが人間です。

対人関係に於いてギブアンドテイクを期待するのは卑しい心ですが、

それでも駄目な相手というモノは絶対にありますから。

コリャ、絶対に無理だ!といずれ悟ったならば、あとはすーと楽になれるでしょう。

心乱される人って居ますから。

なんとか判かりあえないモノかと

散々、工夫もしたり、辛抱したりで。

でも、時間と体力と気持ちがボロボロになっていくだけでした。

但し、苦しむって良いことだったと思いますよ。

精一杯に頑張ったという足跡みたいなモノは感じますから。

ー それでも、何時か判ってくれる日が来ると信じてるんだろう? ー

問いかけると、頷いていました。

良い人だなって思いました。