心に染み渡る


素人ですから、難しいことは判りません。

荻須高徳の絵が私は好きです。

好みにより、その人のなりが判ると言います。

この画家の描いたるモノを贔屓とすることが、

私のなんらかは、私には到底判りません。

昔、商家である実家には多くの額が掛けられていましたが、

私は何時も、この画家の額の前に座っていたものです。

時に、デッサンめいたことをする機会もありましたが、

今では、手持ち無沙汰は石膏の歯型彫刻に勤しんでいます。

先程、新しい彫刻刀が届きました。

で、何の気なしに、その画家の描いた世界が脳裏に甦ってきたのです。

心に染み渡る作品です。