ささやかな夢


私が犬と触れあうのを好むのは、心が疲れるからです。

人の大切な身体を与る仕事に、責任で押し潰されそうになることしばしばです。

今週の金曜日の2時半過ぎから、母校での講義が入っています。

今回も、カメラマンの熊木プロが、講義の最中を撮影して下さいます。

私はジャンルこそ違え、熊木プロを尊敬しています。

写真を撮られることと、大勢で群れることが嫌いな私ですが、

自分の仕事の最中の写真は熊木プロだけにと、勝手に決めています。

朝、突然に熊木プロからのお電話に驚きました。

と言うのは、私は熊木プロが好きですが、恐いからです。

偏屈親父の党という政党が在れば、恐らく幹事長クラスの方であると思います。

ー 講義の前に、先生、飯食べに行こう! ー

喜んだのは言うまでもありません。

こういう筋の通った人ばかりであれば、心の栄養になるんですが。

今回の新潟では予定が入り過ぎて、

生物学の岡先生ご夫妻との食事も楽しみにしていたのですが、来月に持ち越しになりました。

新潟に暮らす人を、私は好きです。

マリリンには人間くらいに長生きしてもらって、

現役を引退した際には、マリリンと新潟で暮らすのが私のささやかな夢なんです。