座右の銘


今までに随分と多くの方々と知り合いました。

生きていく上に於いても、

歯科の道を進むに際しても、

多くの方々からの影響を受けて今日に至っています。

其々の方から座右の銘を伺った記憶があります。

その言葉は何れも、心を打つ響きがあり、納得させられるモノがありました。

私の仕事に関係する言葉として特に印象深い言葉は、

今は亡き日本歯科大学口腔外科学教授であられた加藤譲治先生の座右の銘であった

【鬼手仏心】であります。

この言葉は、私が仕事をする上に於いて、常に心の拠り所となりました。

歯科以外のジャンルでご活躍されて居られる方々の言葉も、それはそれは心響く味わいあるものも多かったように思います。

【夢こころ】で、今まで私は駆け走ってきたように思います。

既に50を過ぎた私ですが、未だに少年時の心は棄ててはおりません。

私が最近、取り組んでいる虫歯制御の研究も、頑固なまでも頑なに守っているインプラント治療の原則も、

歯で困った人を無くして、美味しく、幸せに過ごして頂きたい。

親から受け継いだ大切な歯を守る番人で居たいという、夢の心で無我夢中で、

歯の本当の声を聞きたいと願っていたからだと思います。

私の【夢こころ】は、生涯、膨らんでいくことでしょう。