開業記念日


平成3年の今日7月8日に私は開業しました。

当時は高松市の中央通りに面した新築のビルの3階に

診療所を構えました。

総ガラス張りの当時にしてはモダンな診療所だったと思います。

随分と年月が経過したものです。

治療の内容も随分と変わりました。

変わっていないのは、

【歯への情熱】

最近は面白い光景に遭遇する機会が多いです。

県内の患者さんが随分と増えました。

【治療費用の高い歯医者】だとの風評に負けず、

【本当に歯で困った患者さん】がお越しになられます。

歯科不信の患者さんが多くお越しになられます。

思いきってお越しになられたのでしょう。

が、

治療の最中は、

観るもの、

されること、

初体験のことばかりなのか、

患者さんの眼はクルクルと、

動きまわっています。

治療が終わってから一応の今日の所感をお伝えし、

お会計の時、

???????????

【安いです‼これだけして頂いて】

そんな時は嬉しいですね。

頑張った甲斐がありました。

私も県内近隣の治療費用は凡そ調べました。

身の程知らずという言葉で片付けたいと思います。

回転寿司を、何を勘違いしてだか

ボッタクリ!

患者さんの口の中の決して審美とは言えない

審美修復擬きに怒りさえ覚えます。

歳はとりましたが、

心は未だに熱いですよ。

県内の歯科医院で凄い治療費用を見つけました。

原価2000円の最も手のかからないマウスピースが

6万ですって!

もっとボッタクリメニュー満載でしたが、

凄まじいのは、

他人の症例を自分の症例として披露していることでした。

その分野の書籍から転載したのでしょう。

これは詐欺でしょう。

健康保険登録医師の責務は、

皆さんの健康を守ることです。

健康保険指定医が、

健康保険の悪口煽ってどうするんですか?

それなら保険医を辞退すれば良いのにと。

こんなのと一緒にされたら、

私は自分が可哀想でなりません。

高松市で開業したことを後悔したこと度々。

が、

最近では良かったと思っています。

地方から変わっていかねばなりません。

それが医療不信払拭の近道だろうと思っています。

幸い、私は患者さんの所見はすべて記録しています。

外した金属も成分検査しています。

この土地で、

独立独歩で患者さんに支えられて過ごせたことに

感謝の念にたえません。

余りにも患者さんを欺く輩にたいしては、

データーを公開してもと

そのくらい今、歯科医療は混迷しています。

真面目な歯科医も大勢います。

不謹慎な輩のために、

私らの信用が貶められてはたまりません。

そんなこんな感じて、

節目の治療を終わらせました。