臨機応変


久しぶりに、

CT画像の3Dシュミレーション環境下での

インプラント手術を行おうと思っています。

訳ですか?

その症例には、

それが1番安心な手順だと

私が判断したからです。

主観的過ぎるという批判も在ろうかと思います。

が、

客観的視点を凌駕する主観があれば、

普通以上の結果が得られると思います。

一昨年前だったでしょうか?

ワシントンポストだったかニューヨークタイムズだったか

忘れてしまいましたが。

( キザでスミマセン。両者、週末誌だけは読んでるんで )

アメリカの歯科医への批判的記事でした。

アメリカの歯科医がインプラントのためにCTを撮り過ぎるという主旨でした。

被曝の危険性と、

インプラント手術での危険性を比べて

CT必須の歯科医は、

インプラント手術の資格がないという

痛烈な記事でした。

私はスッキリした気持ちになりました。

以降、

アメリカでのインプラント手術における

CT撮影が激減したことは言うまでもありません。

今回の手術は、

被曝のリスクよりも

コンピューターシュミレーションの意義を大きく感じた症例です。

手術を執刀する私は、

私自身の判断を尊重します。

悔いある治療はできません。

臨機応変な柔軟な考えは

臨床を行う上においてとても重要です。