気合い


初診の患者さんの状態を拝見する都度に、

【どうして此処まで我慢したのだろう?】

最近では【歯磨き】を疎かにする人は稀です。

なのに、口腔は崩壊寸前です。

歯科医の為した治療が【原因の種】であることは

歴然です。

治療する処ほど悪くなる。

患者さんは、歯科医の技術に差が無いと

本当に信じているのでしょうか?

歯科医不信という言葉を

最近では頻繁に耳にする機会が増えました。

歯科医自身は、自覚しているのでしょうか?

私は考えています。

歯科の仕事は、

診断と治療計画が3割。

日々のトレーニングが3割。

残りの4割が手先の器用さ。

毎日の診療は、

誰かさんのやり直し、後始末。

今日も朝からマイクロスコープを使った根管治療です。

最近では、

そういう患者さんが増えました。

歯の大切さに

やっと気がついて下さったのでしょう。

肩や腕、首の痛みと戦いながら、

朝を迎える度に、

ヨッシャ!と、

気合いを自分に入れて

診療所のドアを開ける毎日が続いています。