歯の中の警察官


舶来への憧れ?

自国コンプレックスのなせる技?

特に歯科医学においては、

その傾向が強いように思われます。

確かに機械については、

まだまだドイツには追いついていないと感じますが。

ただ何でもかんでもアメリカが進んでいると思うのは、

大きな勘違いだと思います。

歯を残す治療においては、

日本の方が真摯に向き合っているように思えてなりません。

歯内治療などが顕著だと感じて、

アメリカ人の歯内治療専門医の動向を眺めています。

根管治療においては、

根の先までキチンと根管充填されていることは

基本のきですが、

先まで行きゃ良いという単純なモノではありません。

その辺を何処かに置いて来たンじゃないか?と、

思わせられる最近のアメリカの歯内治療です。

私がルーチンに使うのは、

ジッペラーのリーマー、Kファイルですが、

それも15番までです。

1番クドクまで使うのは08番で、

治療の大半は

東京都麹町開業の岡口守男先生御考案のマイクロエキスカを、

で、

自作のマイクロエキスカも最近では登場し、

根管の中を隈無く、

パトロールする警官になって奮闘しています。

仕事が終わったら、

もう眼が疲れで充血しているのが判ります。

それでも、

歯の中の治安のためにと云った処でしょうか?